農林中金キャピタルがゼストへ出資し在宅医療のDXを推進

農林中金キャピタル株式会社（以下「当社」）は、2024年11月27日に発表された通り、在宅医療・介護分野におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進する企業、株式会社ゼストに対して出資を行ったことをお知らせします。この出資は、農林中金キャピタル戦略協創1号投資事業有限責任組合（以下「本ファンド」）を通じて行われました。

本ファンドは、農林中央金庫のイノベーション投資の一環として、JA・JF・JForestグループのネットワークを活用し、サステナブルな農林水産業や生活に関連する課題解決を目指して優れた国内外のスタートアップ企業に投資することを目的としています。これにより、グループとの協創を促進し、豊かな社会の実現を目指します。

特に昨今、高齢化が進む日本においては、在宅医療や介護のニーズが高まっています。その背景には、訪問看護や訪問介護の需要が急増している一方で、人手不足が深刻な問題として浮上してきています。特に小規模事業者が多いこの業界において、看護師や介護士の確保が課題となっています。

ゼストは、訪問介護・訪問看護の事業を運営しており、業務の効率化や経営の改善を図るべく、AIを活用したスケジュール管理サービスを提供しています。これにより、訪問看護や訪問介護のスケジュール作成が容易になり、業務の効率化が図れることを目指しています。今回の出資により、ゼストが提供するサービスはさらに強化され、在宅医療・介護業界全体のデジタルトランスフォーメーションの実現に向けた大きな一歩となります。

出資先の株式会社ゼストは、1988年に設立され、東京都新宿区に本社を置いています。彼らは独自の技術を駆使し、多様なニーズに応じた訪問看護・訪問介護サービスの提供を行っています。特に、ITを活用したソリューションにより、ケアの質を向上させる試みが注目されています。

本ファンドは、これからも農林中央金庫を中心に、多くのスタートアップ企業とのコラボレーションを進め、農業、林業、水産業、生活全般にわたって持続可能な発展を目指していきます。

【出資先情報】