株式会社フォーエム、AnyManagerにAI最適化機能を追加
株式会社フォーエムは、同社が提供するメディア・モバイルアプリグロースプラットフォーム「AnyManager」に新たに「AI Optimization機能」を追加したことを発表しました。この新機能により、アプリ事業者の広告運用がさらに効率化され、収益向上に寄与することが期待されています。
AI Optimization機能の概要
このAI Optimization機能は、過去に支援してきた350以上のアプリから得られた広告マネタイズデータと運用経験に基づいて構築されています。これまでは、eCPMやインプレッション数などの指標をもとに、広告枠の表示順や頻度を手動で調整する必要がありました。このプロセスは担当者の経験やスキルに大きく依存しており、工数がかかるものでした。
新機能を利用することにより、これらの設定作業をAIが自動的に最適化できるようになりました。これにより、専門的な知識がなくても高精度な運用が可能になり、属人化の解消と効率化を同時に実現できます。
自社アプリでの検証結果
株式会社フォーエムは、2025年7月から8月にかけて、同社が開発したアプリでAI Optimization機能の検証運用を行いました。その結果、作業工数が約84%削減され、広告収益も従来水準を維持できることが確認されました。
具体的な数値は以下の通りです:
- - 運用工数:60時間から10時間へ(約84%の削減)
- AIによる自動化により、従来の手作業での分析・調査・設定作業が大幅に軽減されました。
- 自動最適化により、手動運用に依存することなく、質を落とさずに効率化を図ることができました。
社員のコメント
株式会社フォーエムの執行役員である佐藤立氏は、新機能の追加について次のようにコメントしています。「アプリ広告のマネタイズには通常、高度な手動調整が必要でしたが、今回のAI Optimization機能によって、それが自動化されます。我々の蓄積されたデータと知見を活かし、アプリ市場全体の成長に貢献していきます。」
AnyManagerプラットフォームについて
「AnyManager」は、Webメディア、アプリ、ECサイト向けのオールインワンプラットフォームで、広告収益やサイト分析を行う「Analytics」、広告収益の最大化を実現する「Monetize」、コンテンツ配信を通じてエンゲージメントを強化する「Growth」の3つのサービスを提供しています。2025年6月末時点で、アジア地域で1,800以上のパブリッシャーに利用されています。
株式会社フォーエムについて
- - 所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
- - 代表者:綿本和真
- - 事業内容:メディアプロダクト事業、メディアパートナー事業、テクノロジー支援事業
- - 公式ウェブサイト: 株式会社フォーエム
新たなAI機能の登場により、株式会社フォーエムはさらに進化を遂げていくことでしょう。