Canatu社の新製品登場
2013-10-23 15:00:05
Canatu社、革新的な透明導電膜フィルムを発表!柔軟性と反射率が業界最高峰
Canatu社、革命的な透明導電膜フィルムを発表
フィンランド・ヘルシンキに本社を構えるCanatu社は、最先端の透明導電膜フィルムを新たに発表しました。このフィルムは、超低反射率と業界最高水準の柔軟性を誇り、今後のタッチアプリケーションにおける新しい可能性を切り開きます。特に2013年10月23日から25日まで、パシフィコ横浜で開催される「FPD International 2013」において、その革新的な特性を披露します。
CNB(TM)フィルムの特徴
Canatu社の新製品、CNB(TM)透明導電膜フィルムは、その高コントラスト性によって屋外での視認性を向上させるだけでなく、バックライトの電力消費を抑えることができます。この結果、バッテリーの持ちも最大20%延長されるという嬉しい効果が期待されるのです。さらに、基材が150オーム/平方という驚異的なシート抵抗を示し、透過率は96%に達しています。これは他のカーボン・ナノ素材の中でもトップクラスの性能です。
CNB(TM)フィルムは、ほぼ完璧な色中立性を実現し、タッチディスプレイに鮮やかな色彩とシャープな画像を提供します。また、タッチ機能をサポートするパターンは目に見えにくく、デザインの自由度を向上させています。
エコフレンドリーな製造過程
このフィルムは、Canatuの特許技術であるCarbon NanoBud(R)とDirect Dry Printing(R)(DDP)技術を駆使して製造されています。これにより、必要なエネルギーを最小限に抑えながら、環境にやさしい製造が可能です。CNB(TM)フィルムは、毒性のある化学物質を一切使用せず、全てのコンシューマ・エレクトロニクス環境テストをクリアしています。
市場への影響
Canatu社のCEOであるリスト・ブオヘライネンは、「当社の新しいCNB(TM)フィルムの発表により、タッチ市場に本格的に進出することができる」と述べ、自社製品の差別化や生産コストの削減、性能向上に役立つと自信を示しています。
また、同社のマーケティング&セールス担当バイスプレジデント、エルッキ・ソイニネンは、フィンランドのヘルシンキでCNB(TM)フィルムの生産を開始したことや、すでに40社以上からの評価を受けていることを明かしました。量産体制は2014年に本格始動する見通しです。
まとめ
Canatu社のCNB(TM)透明導電膜フィルムは、業界に新たな価値をもたらす革新的な製品です。この新技術は、タッチパネル市場において大きな影響を与えることが期待されており、今後の展開が非常に楽しみです。イベント期間中は、同社のブース(ブース番号:4425)で実際の製品を確認することも可能です。新たなテクノロジーがどのように私たちの生活に影響してくるのか、その進展に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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Canatu Oy
- 住所
- Helsinki, FinlandKonalankuja 5
- 電話番号
-
00-0000-0000