ベトナム北部に新たな物流拠点が誕生
大和ハウス工業株式会社は、2024年にベトナム北部フンイエン省に新たなマルチテナント型物流施設「DPL Vietnam Minh Quang」を開発しました。この施設は、ベトナムにおける同社初の試みであり、2025年2月27日に盛大に開所式を迎えました。
施設の特徴と立地
「DPL Vietnam Minh Quang」は、平屋建てで敷地面積が70,109.20㎡、延床面積が38,871.99㎡という規模を誇ります。特筆すべきは、ハノイ中心部から約45kmという近さです。幹線道路に接し、国際空港や貿易港へのアクセスも優れているため、物流の効率を極限まで高めることが期待されています。この立地は、国際貿易の拠点としても非常に適しており、輸送コストの削減や迅速な納品が可能になります。
このプロジェクトは、タイのWHA Corporation PCLとの共同出資により実現しました。DH WHA Logistics Property Minh Quang Vietnam Co., Ltd.として開発が進められ、両社は協力関係を強化しています。
経営権と共同事業
大和ハウス工業は51%、WHA社は49%の出資比率によってこの施設を運営・管理します。これにより、ベトナムでのビジネス拡大をはかると同時に、タイ国内での豊富な経験が生かされることになるでしょう。また、WHA社との提携を通じて、今後もさらなるプロジェクト展開が計画されています。
サステナブルな事業モデル
この施設では、最新の環境技術を取り入れた「オンサイトPPA(電力購入契約)」という仕組みも導入されています。これは、施設に入居する企業に対して、同じ敷地内に設置された太陽光発電設備から生成される電力を供給するものです。この取り組みは、持続可能なエネルギー利用を促進し、環境負荷を軽減することにも寄与します。
お問い合わせ情報
施設に関する詳しい情報は、大和ハウス工業の建築事業本部海外事業推進室までお問い合わせください。電話番号は03-5214-2205、またはDaiwa House Vietnam Co., Ltdの増田さん(メール:
[email protected])が対応いたします。
まとめ
大和ハウス工業がベトナム北部に開所した「DPL Vietnam Minh Quang」は、国際物流の新たな拠点となることが期待されています。優れた立地と最新技術の組み合わせが、企業のビジネスを支援し、地域経済の発展にも寄与するでしょう。今後の展開が楽しみです。