戦後80年を迎えての新たな取り組み
アーティストマネジメント会社Ore株式会社が新たに発表した「The Red Day Memorial Project」は、絵本作家でありアーティストの長田真作による絵本『赤い日』を中心に展開されています。このプロジェクトは、戦争というテーマを通じて、私たちがどのように過去の記憶を未来へ繋げていくことができるのかを問いかけています。
「赤い日」の誕生背景
長田真作は1989年に広島県呉市で生まれ、現在に至るまでに37冊以上の絵本を手がけてきました。彼の最新作『赤い日』は、自身の祖父が呉空襲を経験したときの話を基にした作品であり、戦争の残酷な歴史を直視することをテーマにしています。その中で長田は、祖父から聞いた衝撃的な話を子供たちに伝えたいという強い想いを持って描いています。
絵本『赤い日』の詳細
『赤い日』は、2025年8月上旬に汐文社から発売される予定で、定価は2500円(税抜)です。この絵本は全96ページのフルカラーで構成され、絵を通じて過去の記憶や思考を未来へ伝えるメッセージを持っています。
長田は、戦争や空襲の記憶を子供たちにどのように伝えればよいのかを真剣に考えました。彼が言うには、「生き残った者が語り継ぐことが、未来の子どもたちへの希望につながる」という強い信念があるからです。
プロジェクトの活動内容
「The Red Day Memorial Project」では、『赤い日』の絵本に基づいた様々な企画が実施される予定です。以下はその一部です:
- - 企画展の開催:長田の作品や原画を展示する企画展が広島市と尾道市で予定されています。これによりより多くの人々に「赤い日」のメッセージを届け、戦争の歴史に目を向けてもらうことを目指しています。
- - トークショー:舞台『桜の下で君と』で長田が参加するトークショーも開催過程にあり、実際に戦争について語り合う機会が提供されます。
- - ドキュメンタリー映像の制作:長田の制作過程や彼自身の想いを描いたドキュメンタリー映像も制作中です。この映像はイベントや企画展で放映される予定です。
企業や個人への支援依頼
本プロジェクトはスポンサーを募集中です。支援者はDiamond、Gold、Silverの三つのカテゴリーに分かれ、それぞれに応じた特典が用意されています。集まった資金は、企画の運営費用や広報活動に充てられます。
長田真作は、「今、そして未来に向けて、戦争の歴史から何を学ぶことができるのかを一緒に考えていきたい」と述べています。この『赤い日』をきっかけに、過去の記憶がどのようにして私たちの未来に影響を与えるのか、一人ひとりが考え、感じていくことが求められています。
今後も「The Red Day Memorial Project」に関する情報や活動内容は随時更新される予定です。ぜひご注目ください。