秋田県美郷町で栽培されている希少な白いラベンダー「美郷雪華」が、美容成分として注目を集めています。
株式会社テクノーブルは、美郷雪華から抽出した美容成分「ホワイトラベンダーTN-W」を独自開発し、2023年12月より販売を開始しました。同成分は、化粧品メーカーから高い評価を受け、さらなる生産拡大が求められています。
この需要に対応するため、美郷町、美郷雪華生産組合、株式会社テクノーブルの3者は、2024年7月1日に美郷雪華生産委託契約を締結しました。
美郷雪華は、2005年に美郷町ラベンダー園内の「サキガケ」という品種の一部に白っぽい花が見つかったことがきっかけに発見されました。その後、2年間にわたる調査で白い花を咲かせるラベンダーが品種として安定であることが確認され、2011年に「美郷雪華」と命名されました。
株式会社テクノーブルは、2021年から美郷雪華に着目し、紫の花を咲かせる「サキガケ」よりもポリフェノール含量が多く、優れたブライトニング効果を有することを発見しました。このことから、美郷雪華を原料としたブライトニングの美容成分「ホワイトラベンダーTN-W」を開発し、2023年に製品化しました。
今回の契約締結により、美郷雪華の供給体制はこれまでより大幅に拡大されます。美郷町では、美郷雪華の栽培面積を増やすことで、地元経済の活性化を目指しています。
美郷雪華生産組合は、美郷雪華の栽培技術向上に努め、高品質な美郷雪華を安定的に供給することで、美郷町を代表する特産品として育てていくことを目指しています。
株式会社テクノーブルは、ホワイトラベンダーTN-Wの販路拡大に取り組み、さらなる美肌効果の実証を進め、多くの人々に美郷雪華の恵みを提供していくことを目指しています。
美郷町、美郷雪華生産組合、株式会社テクノーブルの3者は、連携して美郷雪華の価値を高め、地域活性化に貢献していくことを目指しています。