交渉術とコスト削減
2014-11-12 10:10:02
コスト削減を実現するビジネス交渉術入門書が月間ベストセラーに
コスト削減を実現するビジネス交渉術入門書が月間ベストセラーに
株式会社紀伊國屋書店が毎月発表する「オール紀伊國屋月別ベストセラー」において、ビジネス書カテゴリーで第1位に輝いたのは、佐谷進が著した『体温の伝わる交渉 702社のコスト削減を実現したプロの作法』です。2014年10月に登場した本書は、企業にとって大変重要なコスト削減のノウハウを実践的に学ぶことができる内容となっています。
本書の目的は、ビジネスパーソンが取引先と長期的な信頼関係を築きながら、経済面・品質面で自社にとって有利な条件を交渉し、コスト削減に繋げることにあります。これまで、交渉術に関する書籍は主に欧米の手法が中心であったため、日本のビジネスの現場に即した内容が不足しているとの問題意識から、著者は独自のメソッドを確立しました。
ビジネス交渉における「佐谷流」
「佐谷流」交渉術とは、取引先との信頼関係を維持することに重きを置いた一連のテクニックを指します。多くの読者からは「実務を意識していて初心者でもわかりやすい」、「発注者側から信頼関係を築く重要性に気づかされた」との声が寄せられています。著者の佐谷は、かつて外資系戦略コンサルティング会社でアドバイザー業務を経験した経歴を持ち、コスト削減や利益改善の実績があります。
コスト削減と交渉術の深い関係
日本企業が直面する経済環境においては、多くの企業が低成長や減益に悩んでいます。本書は、企業が喫緊の課題としてコスト削減を図るための具体的な手法を提供しており、実践的な交渉テクニックが32個も盛り込まれています。著者は、著名な大学のMBAプログラムでの研究を通じて、ビジネスの現場で効果的なアプローチを編纂しました。
本書の特徴と他書との違い
本書では、まずサプライヤーとの交渉における準備から契約締結までの全フローをカバーしています。この点において、基本的な交渉テクニックのみならず、準備の重要性やクロージング時の注意点に特に焦点を当てています。また、トークスクリプトやQ&Aを用いた模擬演習も行い、実践での活用を意識した構成になっています。
カバーデザインにもこだわりが見られる本書は、著者自身の美的センスが反映されており、形式面でも新しい資材を用いながら、読者の興味を引く工夫がされています。
読者の声
本書に寄せられている声には、実際のビジネスシーンで即活かせるポイントが多いとの意見が多く、管理部門でも参考になるとした声もあります。これまでの交渉術書が置き去りにしていた、日本特有のビジネス環境に即した交渉方法が探求されているため、多くのビジネスパーソンに支持されています。
低成長が続く日本の現在、コスト削減や経費管理が求められる中、日々の交渉を改善するための一助とするには最適な一冊です。
これから交渉の重要性を理解し、実践していこうと考えているビジネスパーソンの皆様には、ぜひ手に取っていただきたい推薦の書といえるでしょう。
会社情報
- 会社名
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ウィズワークス株式会社
- 住所
- 東京都新宿区新宿1-26-6新宿加藤ビルディング5階
- 電話番号
-
03-5312-7471