ひろしま地球環境フォーラムでの基調講演
2026年3月2日、ひろしま地球環境フォーラムが主催した「SDGsシンポジウム2026」において、株式会社スキルアップNeXtの白木宏昌氏が基調講演を行いました。このシンポジウムは、企業が持続可能な成長を実現するために必要な知識やスキルの育成をテーマにしており、参加者に向けた、GX(グリーントランスフォーメーション)の重要性が強調されました。
GXの重要性とその背景
白木氏は、「2026年、GXは『義務』から『生存戦略』へ」——つまり、これからのビジネス環境においてはGXが企業の存続にとって不可欠になるという視点を提起しました。特に、気候変動の影響がますます顕著になり、企業の環境価値が価格に反映される時代が到来する中で、企業に求められるのはただの法令遵守だけではないと説明しました。
講演では、GX人材を育成するための具体的な手法や事例も紹介されました。GX人材が持つべきスキルについて、白木氏は「GXインプレメンター」、すなわち実装者が必要不可欠であると強調しました。これは、単に知識を得るだけでなく、その知識を実際に適用し、企業全体の変革を推進する役割を果たすことを意味しています。
講演の詳細内容
講演の主なトピック
1.
GXがなぜ止まらないのか: 歴史的な背景を踏まえつつ、GXの進展が不可逆である理由を説明。
2.
変わるゲームのルール: 2026年における環境価値に「値札」がつくことの影響。
3.
脱炭素経営の実務の4つのステップ: 実際のビジネスにおける脱炭素化の進め方。
4.
先進企業の事例: 成功している企業の取り組みを紹介し、参加者に具体的なアプローチを示唆。
参加者からは、「GXに関する枠組みが分かりやすかった」「グローバルな潮流について理解が深まった」といった声が多く上がり、講演の内容がいかに深い影響を与えたかが伺えます。特に、GXリテラシーを理解することは、企業の競争力を高めるために不可欠であるとの評価もありました。
白木宏昌氏の経歴
白木氏は、横浜国立大学を卒業後、情報コミュニケーション事業などでの経験を経て、スキルアップNeXtにてGX/SX講座の開発責任者を務めています。820社以上の脱炭素経営を支援しており、経済産業省が主導する「GXリーグ」での活動を通じて、GX人材のスキル標準策定に貢献しています。彼のリーダーシップにより、企業の持続可能性を推進するための様々な研修プログラムが開発されています。
地域企業の脱炭素化支援に向けて
スキルアップNeXtは、地域企業への脱炭素化支援に関する講演や研修も精力的に行っています。「地域の脱炭素を具体的にどう進めればよいか」「GX人材育成の重要性を地域の事業者にどう伝えればよいか」といった課題に対して、地域のニーズに応じた具体的な支援を提供しています。
今後も、GX人材の育成と脱炭素化支援に注力し、持続可能な社会を実現するための活動が期待されています。企業がGXに取り組むことで、環境問題に対する責任を果たし、次世代に美しい地球を手渡すことが重要であると強調されました。