富士モータースポーツミュージアムでの「童夢 零」の展示について
日本の自動車業界において、耐久レースの歴史と革新を体感できる特別展が、富士モータースポーツミュージアムで開催されます。この企画展は「耐久レースと日本 ~クルマを鍛えた進化の足跡~」と題され、2025年9月から2026年3月までの間、多様な展示が行われます。その中でも特に注目を集めるのが、1978年に登場したスポーツカー「童夢 零」です。
「童夢 零」の魅力
「童夢 零」は、スイスのジュネーブモーターショーで華々しくデビューし、その個性的なデザインで「夢のスポーツカー」という称号を得ました。公道を走行できる市販車として開発されたこの車は、全長3,980mm、全幅1,770mm、全高980mmで、920kgの軽量ボディに水冷直列6気筒エンジンを搭載。最高出力は145馬力というスペックを誇ります。シンプルでありながらも力強いフォルムは、今でも多くの自動車ファンの心を捉えています。
展示期間中は、同じく耐久レースに挑んだ「童夢 RL-81」も併せて展示され、二台を通じて日本のレーシングカー開発の熱意と挑戦の歴史が語られます。
トークショーで深まる理解
さらに、2026年1月17日には、元童夢テクニカルディレクターの奥明栄氏を招き、トークショーが開催予定です。このイベントでは、「童夢 零」や「童夢 RL-81」の開発過程や裏話が披露される予定で、自動車マニアにとって見逃せない体験となることでしょう。座席数には限りがあるため、先着80名までの事前予約が必要ですので、興味のある方は早めに予約をすることをお勧めします。
展示詳細
展示は、富士モータースポーツミュージアム内の1Fおよび2Fル・マンコーナー周辺で行われ、入館料金は通常の料金でご覧いただけます。平日には大人1,800円、中高生900円、小学生700円となっており、土日祝日は若干の料金アップがあります。また、インターネット予約による割引も用意されていますので、賢く利用しましょう。
開館時間
開館時間は曜日ごとに異なり、月曜日から木曜日は10時から17時、金曜日は10時から19時、土曜日や祝前日は9時から19時、日曜日や祝日は9時から17時までアクセス可能です。行く前に確認してから訪れると良いでしょう。
この特別展示は、日本のモータースポーツの進化を一目で理解できる貴重な機会です。ぜひ、富士モータースポーツミュージアムに足を運んで、その魅力を体感してください。