音声解析AIで不動産DXを加速するknouとRevCommのパートナーシップ

音声解析AIで不動産業界に新たな風を

2023年5月9日、株式会社knou（ノウ）は、株式会社RevComm（レブコム）との間でパートナー契約を締結したことを発表しました。この提携により、RevCommが提供する音声解析AI電話「MiiTel」を導入し、不動産および住宅業界に向けたデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させることを目指します。

不動産業界のDXとは？

近年、デジタルツールの活用やリモートワークの浸透が進む中、不動産・住宅業界も例外ではなく、効率的な営業活動が求められています。しかし、導入されたデジタルツールが十分に活用されていない現状もあります。さまざまな企業がデジタルシフトを進める一方で、実際にはその機能をフルに生かせていないケースが多く見受けられます。企業は、デジタルツールを効果的に活用し、定着化を図るための支援を必要としています。

knouとRevCommが手を組んだ理由

このような背景の中、knouはRevCommとのパートナー契約を結び、MiiTelを導入する意義を強く感じていました。同日に、RevComm代表の會田武史氏は、「このたびの契約により不動産および住宅業界でのインサイドセールス組織の立ち上げと営業支援サービスの強化を実現し、多くのお客様の売上や生産性向上に貢献できることを期待しています」とコメントしています。この提携は、単なる技術導入にとどまらず、業界の構造をも変えていく可能性を秘めています。

MiiTelの特徴

音声解析AI電話「MiiTel」は、電話営業やコールセンター業務において会話の内容を解析し、高精度のフィードバックを行うことで、商談獲得率や成約率を向上させることができる日本のストーリーを持つサービスです。これまでの営業活動では、顧客との対話内容が「ブラックボックス化」してしまうことが少なくありません。MiiTelを使うことで、実際にどのような話がされていたのかを可視化し、議事録作成の手間を軽減します。

営業効率の向上に寄与

このシステムにより得たデータを活用して、営業担当者は自身の商談を振り返りやすくなり、商談の質を向上させることが可能です。また、他部門への顧客要望の正確な伝達も実現できます。「MiiTel」を導入することで、営業業務に専念する時間が増え、営業担当者がクリエイティブなタスクに集中できる環境が整うでしょう。

knouの取り組み

knouはこれまでも多くの企業に対してSalesforceの導入支援を行ってきた実績があります。不動産・住宅業界に特化したマーケティングやクラウド活用のコンサルティングを手掛け、業界のデジタルシフトを加速させることを使命としています。今後は、「MiiTel」によって不動産業界の顧客とのコミュニケーションを強化し、営業活動をより効率的に進化させるという目標があります。

この新たなパートナーシップは、業界内での営業の質を向上させ、顧客との距離を縮める重要なステップとなるでしょう。これからのknouとRevCommによる不動産業界のDXに注目が集まります。