誰もが楽しめるプール環境を目指して
日本におけるプールの利用には、数々の壁が存在しています。その中でも特に「マインド(認識)」、「ハード(施設)」、「ソフト(ルール)」の3つが大きなハードルとなって、多くの方々がプールを利用し辛く感じています。プールは泳ぐためだけの場所というイメージが強いですが、実際には水中で身体を動かすことは様々な利点があります。
現在の課題
多くの人がプールに対して持つイメージは、泳ぐこと、特定の服装でなければならない、そして室温や水温が快適でない場合が多いという点です。特に冬場は寒さが問題となり、利用が少なくなりがちです。さらに、プール利用において化粧を落とす必要がある、オムツを着用してはダメ、帽子を被らなければならないといったルールも人々の利用を妨げています。
心と身体に優しいプール
しかし、水中にいることで得られる身体的・精神的なメリットは少なくありません。加齢やストレスによる身体の不調に対して、プールは重力から解放され、自由に身体を動かすことができる唯一の場所です。運動不足や体の不調に悩む方々にとって、プールは心身のリフレッシュに最適な選択肢となります。
プールを解放するための3つの活動
私たちNPO法人日本プール利用推進協会は、プールを誰でも気軽に利用できる場所にするために、次の3つの活動を進めています。
1. 水中運動の効果の研究
理学療法士と連携し、水中運動の効果についての研究や論文作成を行い、その成果を学会で発表することで、多くの方にプールの優れた効果を知ってもらいます。研究に関しては、指導者や一般の方からも協力を得て進行中です。
2. プールの常識を変える体験提供
昨年実施した水中写真撮影会「アモーレリフティング」や写真展を通じて、従来のプールのイメージを刷新する試みを行っています。実際に体験することで、プールへの親しみを深め、新たな魅力を発見してもらうことが狙いです。
アモーレリフティング特設ページはこちら
3. 利用しやすいプール環境の実現
従来のルールは設備の進化や使用用途によって見直されるべきです。新たな利用方法の提案や制度改正を進めることで、誰もが自由に利用できるプール環境を実現していきます。利用者だけでなく運営者や指導者とのヒアリングを行い、「三方よし」の利用方法を探ります。
笑顔があふれるプール社会を
私たちの目標は、誰もが自由にアクセスできるプールを日本中に広げ、ストレスから解放される場所を作り出すことです。これらの取り組みが進むことで、永遠に続く心身の健康を促進し、人々の「生きている時間」を豊かにしていくと考えています。
我々の活動に興味がある方は、ボランティアや賛助会員としての参加をぜひご検討ください。
「April Dream」は、企業が未来の夢を語るプロジェクトです。私たちはその実現に向けて全力を尽くしています。