日立とインターネットインフィニティーの新介護支援サービス
2023年8月4日、株式会社日立製作所と株式会社インターネットインフィニティーが共同で、「仕事と介護の両立推進サービス」を始めました。このサービスは、働く人々が家族の介護と仕事を両立させるための支援を提供するもので、特に制度の活用が促進されることを目指しています。
サービスの特徴
本サービスは、仕事をしながら家族の介護を担う従業員や、その周囲の方々に向けて情報の提供や相談のサポートを行うポータルサービスです。日立は、このポータルと生成AIを活用して、従業員の属性に応じた情報提供を実施しています。一方、インターネットインフィニティーは、個別の相談対応や豊富な相談データを用いた伴走支援を行っており、両社が役割分担して提供しています。
このサービスの導入により、介護に関する不安を軽減し、制度の理解を促進し、更には職場全体のリテラシー向上に寄与します。特に、介護に対する理解が深まることで、離職のリスクを下げる効果が期待されています。
東洋エンジニアリングでの実証実験
本サービスは、東洋エンジニアリング株式会社で実証実験を経て導入が決定しました。実験の結果、従業員からは「介護に関する不安が軽減された」との評価があり、仕事への集中度も向上しています。このような実証を通じて、介護制度の認知率の向上や、介護に対する理解が進んでいます。
仕事と介護の複雑なバランス
現在、日本では企業内での仕事と介護の両立支援が重要視されていますが、依然として課題も多く存在します。制度自体は整備されつつあるものの、従業員自身や周囲の理解が不足していることが利用の障壁となっています。特に、心理的な抵抗感から制度利用をためらう声も聞かれ、これが業務にも影響を及ぼしています。日立はこの問題を解決するため、インターネットインフィニティーとの連携を進めてきたのです。
新しい時代のビジネス支援
本サービスでは、情報提供のスタイルを革新するため、プッシュ型の情報発信による制度認知の向上を図ります。また、ロールプレイング機能を活用して、職場全体のリテラシーを向上させることも目指しています。この機能では、実際の相談内容を元にしたシミュレーションを通じて、介護に直面した際の対応能力を養います。
更に、企業の人事部門にとっては、専門的な知識を活かした業務負担の軽減が期待されており、これによりコストの削減も可能になります。日立の試算によれば、3,000人規模の企業では年間数千万円のコスト削減が見込まれています。
今後の展開
日立とインターネットインフィニティーは、このサービスを多くの業界へ展開し、今後もさらなる機能の追加やパーソナライズ化を進めていく計画です。具体的には、利用者の具体的な状況に応じたロールプレイング機能の提供を目指し、社員全体のエンゲージメントを向上させる取り組みを進めています。
サービス拡大に向けた取り組みも強化し、仕事と介護の両立支援を通じて、より安心して働ける社会の実現に貢献していく考えです。日立はこのサービスを通じて、全ての業界での導入を進め、日本全体の介護支援に寄与し続けることでしょう。
まとめ
この新サービスは、仕事と介護の両立を求める従業員に対し、重要なサポートを提供し、実際に勤務環境の向上を図るものです。日立とインターネットインフィニティーの連携による取り組みが、今後の企業文化にも大きく寄与することが期待されています。