平飼い卵への移行
2018-04-10 10:50:01

西洋フード・コンパス、100%平飼い卵調達へ向けた新たな一歩を発表

西洋フード・コンパスの平飼い卵調達移行について



西洋フード・コンパスグループ株式会社は、2018年4月10日に画期的な発表を行いました。これは、100%平飼い卵の調達へ移行することを正式に決定したというものです。この発表は、鶏の飼育環境の改善を目指す団体『ザ・ヒューメイン・リーグ』との協議を経て実現しました。この動きは、近年の国内食品業界においても注目を浴びており、特にネスレ日本が平飼い卵調達へ移行した実績を受け継ぐ形となりました。

背景と目的


西洋フード・コンパスは、イギリスに本拠地を置く大手フードサービス企業で、その影響力は世界的に広がっています。2016年より、世界中の拠点で使用する卵の調達を平飼い卵とするという公約を立てており、日本法人である西洋フード・コンパスも、その方針を受け入れています。具体的には、2025年までに全ての卵を平飼い卵に移行することが求められています。この動きは、鶏の生育環境を大幅に改善し、企業の倫理観を具現化する重要なステップになっています。

業界への影響


今回の決定は、特に日本国内の食品業界に大きな影響を与えると考えられます。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンの上原まほは、「この平飼い卵調達への移行は、関連企業にとって非常に大きな変化をもたらす」と述べています。平飼い卵を普及させることで、動物の苦痛を軽減し、消費者の信頼を高めることが期待されています。

また、ほかのグローバル企業においても、すでに多くの企業がケージ飼育の卵調達を止める公約を掲げており、日本企業にもその流れが広まることが予想されます。特に、ネスレやインターコンチネンタルホテルズ、ケロッグなどがその例です。

現状と今後の課題


国内においては、卵の生産に使用される鶏の大多数が狭いケージで飼育され、自由に動くことができない環境で生活しています。この現状を変えるためには、平飼い卵の普及や取り組みが必要不可欠です。EUでは、すでにケージ飼育の廃止に向けた動きが始まっており、今後、日本でも同様の動きが期待されています。

ザ・ヒューメイン・リーグは、今後も広報活動や啓蒙教育を通じて、より人道的な飼育環境の実現を目指しています。我々消費者も、このような企業の取り組みを支持し、より良い商品の選択をすることが大切です。これからの動きが楽しみです。

まとめ


西洋フード・コンパスの平飼い卵調達への移行は、日本における食品業界の変革を象徴する重要な一歩です。これは、鶏をはじめとする家畜の権利や福祉を守り、持続可能な農業のあり方を示すものとなります。

会社情報

会社名
The Humane League
住所
練馬1-20-8-2F練馬1-20-8-2F
電話番号
080-4722-2005

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