日本初のeスポーツ専用施設「e-sports SQUARE」が2025年に閉館

かつてのeスポーツの聖地、閉館の決定

日本のeスポーツシーンに燦然と輝いていたスポット、eスポーツ専用施設「e-sports SQUARE」が、2025年4月30日をもって閉館します。運営を担うのはGLOE株式会社で、同社は日本初のeスポーツ専業企業として2015年に設立されて以来、急成長を遂げてきました。

「e-sports SQUARE」は、2011年11月に千葉県市川市で初めてオープンし、その後2014年に秋葉原に移転。直近では、「e-sports SQUARE AKIHABARA」として多くのイベントが開催されてきました。この施設は、競技用ステージや観戦スペースを完備し、eスポーツの大会や観戦会、さらには番組収録やパーティーなど、さまざまな用途で広く利用されてきました。それによって、ファンやプレイヤーたちが集う、コミュニティの中心地となったのです。

GLOEの10年間の集大成

GLOEは2025年11月に創業10周年を迎え、これを機に本社の移転を計画しています。これに伴い、東京都内に点在していた本社や「e-sports SQUARE」、GLOEスタジオなどの各施設を1か所に集約する決定がなされました。これが、eスポーツのさらなる発展を目指すための戦略とも言えるでしょう。

移転後、GLOEはスタジオ機能を継続させつつ、今一度「e-sports SQUARE」というブランドを新たな形で生かし、eスポーツを通じた驚きと感動を提供していく方針です。

施設の魅力と影響

「e-sports SQUARE」は、その名の通りeスポーツ専用の施設として、多様なゲームイベントが行われてきました。いくつもの大会がここで開催され、プロのプレイヤーたちが競い合う場となり、観戦者たちは熱気あふれる瞬間を体感してきました。また、様々なクリエイティブなイベントや配信も行われ、業界の発展に寄与してきたことは間違いありません。

このように、eスポーツが一般に認知されるきっかけとして重要な役割を果たし、若い世代を中心に多くのファンを抱えていた「e-sports SQUARE」。その存在は、今後も様々な形で引き継がれていくことでしょう。閉館が近づく中、これまで支えてくれたファンや関係者への感謝の意を忘れず、最後の姿を見届けてほしいものです。

GLOEの新たな挑戦

GLOEは、2015年の創業以来、eスポーツに関するイベントや大会の企画・運営を手がけ、常に新しい価値を創出し続けています。最近では、ビジョンを「We are the GAMING LIFESTYLE Company.」とし、「ゲームをきっかけに人と社会をHAPPYにする。」というミッションを掲げています。これに沿って、今後も様々なプロジェクトを展開し、業界全体の発展をけん引する役割を果たしていくことでしょう。ゲームが生活の一部となる社会の中で、GLOEがどのような革新をもたらすのか、注目が集まります。

結論

「e-sports SQUARE」の閉館は、eスポーツ愛好者にとって一つの時代の終わりを意味します。しかし、新たに始まるGLOEの挑戦によって、これまで以上に多くの人々へeスポーツの魅力が広がっていくことを期待したいです。今後の成果に大いに期待しつつ、ファンの皆様には「e-sports SQUARE」での思い出を大切にしてほしいと思います。

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