鳥取ローバー大会
2025-03-23 16:20:21

鳥取砂丘で月面探査ロボの技術競う「鳥取ローバーチャレンジ2025」初開催

鳥取砂丘で初めての月面探査ロボ大会



2025年の春、鳥取県は新たな試みとして「鳥取ローバーチャレンジ2025」を実施します。この大会は、鳥取砂丘に設けられた月面実証フィールド「ルナテラス」を舞台に、月面探査ローバーの技術を競い合うもので、日本で初めての試みです。

星取県の挑戦


鳥取県は、環境省による「星の見えやすさ」で全国1位を獲得し、すべての市町村から「天の川」が見えるという恵まれた環境を持つ「星取県」として知られています。この美しい星空の下、宇宙関連産業を新たな時代の産業のひとつと位置づけ、2022年から「鳥取砂丘月面化プロジェクト」に取り組んでいます。これには、宇宙ビジネスを支援する取り組みや産業育成が含まれ、地域の未来を形作るべく進化を続けています。

2023年には産業創出のためのロードマップが発表され、月面環境を模した「ルナテラス」が完成しました。このフィールドは、宇宙関連の企業や研究機関が共同で実験や技術開発を行える場所となっており、様々なチャレンジが生まれる拠点として名を馳せています。

鳥取ローバーチャレンジの概要


「鳥取ローバーチャレンジ2025」は、2025年3月22日に開催され、全国の大学や専門学校、高等専門学校の学生たちが集まります。大会は二つの部門に分かれており、初心者向けの「エントリー部門」と高度な技術を持つ「エキスパート部門」が設けられています。各チームは、自ら開発した月面探査ローバーで様々なミッションに挑みます。

競技内容には、自律走行で規定距離を走る「自律走行」、岩石サンプルの採取を行う「科学探査」、測量や資材運搬を行う「無人建設」が含まれ、参加者はその完成度を競います。エントリー部門には鳥取大学の「T-SAT」を含む5チーム、エキスパート部門には世界最高峰のロボット工学コンテストに参加した「KARURA」も登場します。

大会の運営と結果


競技の結果、エントリー部門では「SuperNOVA」が見事優勝し、エキスパート部門では「ARES Project」がトップの座を獲得しました。将来的には、これらの参加者が宇宙開発の先駆者となることを期待されています。

ルナテラスの特長


ルナテラスは、鳥取大学乾燥地研究センターの敷地内に位置し、約0.5ヘクタールの広大な面積を持つ、屋外常設型の月面実証フィールドです。複数のゾーンがあり、学生たちは各ゾーンを使って実際の月面環境に近い条件で探査の技術を学ぶことができます。

このプロジェクトは宇宙開発に興味を持つ学生たちにとって貴重な経験の場であり、未来の探査ミッションへの第一歩になります。鳥取県の美しい星空の下、次世代の技術者たちが新しい技術を学ぶ姿は、まさに地域の誇りであり、未来への希望です。

まとめ


このように、鳥取砂丘での「ローバーチャレンジ2025」は、宇宙産業の新たな未来を切り開く重要なイベントとなります。学生たちが宇宙探査の技術を磨く貴重な機会を得ると共に、地域の活性化も期待されるため、多くの注目を集めていくことでしょう。


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会社名
鳥取県
住所
鳥取県鳥取市東町1-220
電話番号
0857-26-7111

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