海洋ごみ削減に向けた取り組み
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(以下、クリーンオーシャン)は、香川県小豆郡小豆島町を拠点に、海洋ごみ問題の解決に向けた活動を展開しています。このたび、NECソリューションイノベータとの共同で行われたウェビナーに登壇し、最新の取り組みを紹介しました。今回はその内容をご紹介します。
ウェビナーの開催背景
NECソリューションイノベータが主催したこのウェビナーは、全国各地で行われる「クリーンアップ・キャンペーン」に先立って社員の社会課題への理解を深めることを目的に企画されました。クリーンオーシャンは、関連する専門知識を持つパートナーとして、海洋ごみ問題の現状や課題について解説しました。
発表の内容
ウェビナーではまず、クリーンオーシャンの全体的な活動概要が紹介され、海洋ごみが生物や人間の生活に及ぼす影響について詳しく説明されました。特に注目されたのは、日本の海洋ごみの約60%が河川から流出しているという現実で、河川ごみの回収の重要性が強調されました。
登壇者として、理事の安井卓也氏と河川プロジェクトリーダーの室谷雄作氏の二名が参加し、様々な視点から海洋ごみ問題に対する取り組みについて語りました。
具体的な取り組み
クリーンオーシャンは、自然エネルギーを活用した水上ごみの効率的な回収方法として「回収装置」の実証実験を行っています。また、ごみの可視化・定量化を行う「海洋ごみMAP」アプリの開発や、回収したごみの再資源化に向けた連携についても紹介されました。
NECソリューションイノベータとの連携
NECソリューションイノベータが行う「クリーンアップ・キャンペーン」では、同社及びNECグループの社員が清掃活動を通じて回収したごみの量に応じて、クリーンオーシャンに寄付されるシステムが構築されています。この寄付金は、海洋ごみ回収活動に必要な備品や装置の開発費などに活用されます。寄付の詳細については、NECグループの清掃活動の見える化ページで確認できます。
未来を共に変える仲間を求む
クリーンオーシャンは、海洋ごみゼロを実現するための仲間を募集しています。支援や参加の方法は以下の通りです。
- - 寄付・協賛で支援する いただいた寄付は、海洋ごみ回収に必要な装置の設置やデータ化ツールの開発に活用されます。単発寄付、またはマンスリーサポーターとしての参加が可能です。企業様にはCSR活動の実践として、当団体のHPにロゴを掲載する機会や、回収支援証明書の発行なども行っています。詳細はこちら。
- - ボランティアとして参加する 当団体では、ITエンジニアやマーケティング、営業・協賛パートナー支援、人事、現場エンジニアなどのスキルを持つ仲間を求めています。月一回開催されるプロボノ説明会に参加することで、具体的な活動内容について知ることができます。詳細はプロボノ説明会へのリンクをご覧ください。
団体の概要
クリーンオーシャンアンサンブルは、クリーンな海を実現するため、多くの人々と共に活動を続けています。あなたもその一員として、海洋ごみ問題の解決に参加してみませんか?