日本最大級の行政情報アプリ「i広報紙」がオープンデータに対応
行政情報アプリ「i広報紙」が、ついにオープンデータに対応しました。このアプリは、日本全国の自治体が発行する広報紙やホームページの最新情報を、スマートフォンやタブレットで手軽に閲覧できる便利なサービスです。2014年7月にサービスが開始されて以来、260の自治体が導入し、ダウンロード数は約60,000件に達しています。多くのユーザーにペースの早い行政情報を提供し、この度さらに進化を遂げたのです。
新たに始まる実証実験の概要
この対応にともない、今回の実証実験が行われます。以下の三つの検証テーマが設定されています。
1.
オープンデータに対応した運営体制の検証
2.
ユーザー動向に関する検証
3.
新機能やサービスに対する検証
これにより、サービスの質を向上させるためのデータが収集され、新たなサービス展開へとつながることが期待されています。特に、オープンデータの活用は地域行政の効率的な運営に寄与する可能性を秘めています。
収益化を目指す今後の展望
「i広報紙」は今後、自治体のオープンデータを基にした収益化を目指していきます。具体的には、広告配信を行い、自治体の財源確保をサポートします。また、収集したユーザーのアクセスログをビッグデータとして分析し、その結果を活用して行政情報の最適化や新しい公共サービスの提供を行っていく考えです。この取り組みにより、市民のニーズに即したサービスが生まれることが期待されています。
第三者からの賛同コメント
NPO法人コミュニティリンクの松村亮平氏は、「日本ではオープンデータを活用したビジネスの事例はまだほとんどなく、今回の取り組みは他の自治体にも広がる可能性が大いにある」と述べ、今回の実証実験に期待を寄せています。オープンデータを活用することで、透明性と信頼性が向上するとの見解が示されています。
神戸市におけるオープンデータの取り組み
神戸市では、オープンデータの推進を進めており、「神戸市オープンデータ」サイトで市の様々なデータを提供しています。これにより、国民参加や官民協働の促進を行い、地域経済の活性化を図っています。自治体のデータを多様な形で提供することは、透明性の向上に寄与しています。公式サイトにアクセスすることで、詳細なデータに触れることができます。
アプリの基本情報
このアプリは
無料で配信されており、iOSとAndroidの両方に対応しています。
会社概要と問い合わせ先
「i広報紙」を運営する株式会社ホープは、2005年に設立され、自治体の財源確保を専門とするサービスを展開しています。
- - 所在地: 福岡市中央区薬院1-14-5
- - 代表者: 時津孝康
- - 資本金: 2億1000万円
本件に関しての問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
このように、自治体のオープンデータに基づく新しいサービスが展開されることで、地域がより魅力的で透明性のある社会へと進化していくことを期待しています。