学力の基礎は「国語力」
株式会社Overfocusが運営するオンライン個別指導塾「ヨミサマ。」は、代表取締役の神田直樹氏の著書『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』の出版を記念し、現役東大生100名に対して国語力に関する調査を実施しました。その結果、約8割(77%)の受講生が「学力の土台は国語力である」と回答。特に、「読書」と「対話」が国語力の向上に大きく寄与していることが示されました。
調査の重要なポイント
調査結果から得られた知見は驚くべきもので、国語力の重要性が明らかになったため、次のような結果が導き出されています。
- - 基盤となる科目: 東大生講師の77%が「国語」と回答。
- - 学習時期ごとの国語力向上要因: 小学生時代には読書(64%)、対話(21%)が大きな要因として挙げられました。一方、中学生時代では読書(48%)と対話(27%)が根強く支持されました。
国語力の低下がもたらす影響
近年、学校での読み書き能力が低下している子供たちが増えており、教科書さえも理解できない「読み飛ばし」や「設問の意図を読み取れない」という声が多く聞かれます。国語力の不足が他の教科への理解や思考力に影響を与えているのは明白で、特に中学や高校の受験においては、国語力が他教科に繋がる鍵であることが顕在化しています。
この状況を受け、「ヨミサマ。」の講師たちはどのように国語力を育ててきたのか、そのエピソードを調査することで、保護者たちに家庭でできる国語力育成のヒントを提供することを目指しました。
国語力向上に必要なこと
段階ごとのアンケート結果からは、国語力の育成には「読書」と「対話」の習慣が不可欠であると明らかになりました。特に小学生から中学生にかけては、家庭での対話が大きな役割を果たしていることが分かりました。
1.
小学生時代:
- 読書:64名
- 対話:21名
2.
中学生時代:
- 読書:48名
- 対話:27名
3.
高校生時代:
- 読書:14名
- 対話:16名
- その他(塾、受験対策など):70名
これに対し、東大生講師たちは「幼少期からの読書」が今の自分の国語力の基盤であるとの声が多く寄せられました。
調査の概要
この調査は、オンラインで実施され、2024年12月から4月までに行われました。調査の対象は、「ヨミサマ。」に所属する現役東大生講師で、回答者数は100名です。
神田直樹氏の著書の魅力
2025年5月21日、神田直樹氏の著書『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』が発売されます。本書では、塾に通うことなく独自の国語力を基にした学習法が紹介され、全教科の成績向上に繋がる基礎が解説されています。これを通じて、教育関係者や保護者に有益な知見が提供されます。
おわりに
国語力が学業成績の基盤であるとの認識が深まり、この調査から得られた情報が保護者や教育関係者にとっての大きな指針となることを期待しています。読書と対話を通じて、子供たちの国語力の育成に努めていくことが、今後の教育界の課題として重要であるといえるでしょう。