セブン＆アイが自動おしぼり供給機導入、プラスチック削減の新たな一歩

セブン＆アイ・フードシステムズが新たな環境施策を展開

セブン＆アイ・フードシステムズが、プラスチック削減を目指して自動おしぼり供給機「SAWANNA」を導入することが発表されました。この取り組みは、デニーズを含む5つの企業が共同で行うもので、環境への配慮を強調したものです。農林水産省の補助金を採択されたこの事業は、まさに今、注目を集めています。

「SAWANNA」でプラスチック削減

新たに導入される「SAWANNA」は、手をかざすだけでウェットおしぼりを供給することができる先進的な機械です。この自動供給機の最大の特徴は、従来の紙おしぼりに必要なプラスチック包材を使用しない点にあります。これにより、導入店舗で年間約4トンのプラスチック削減が見込まれており、全店に広がると約30トンに達する可能性もあります。

未使用の廃棄問題への対応

セブン＆アイ・フードシステムズは、ホテル事業の4社と協力して、未使用のおしぼりの廃棄という課題へのアプローチも行っています。従来のドリンクバーで自由に取り出すスタイルでは、お客様が必要以上におしぼりを取ってしまうケースが多かったのです。「SAWANNA」により、この問題を解決し、環境負荷を軽減することが期待されています。

環境目標「GREEN CHALLENGE 2050」

企業は、グループの環境目標である「GREEN CHALLENGE 2050」を掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。「SAWANNA」の導入はこの目標の一環であり、今後はおしぼりの素材を植物由来100%に切り替えることも検討しています。環境に優しい取り組みを進めることで、企業の社会的責任を果たす姿勢が伺えます。

今後の取り組み

今後、セブン＆アイ・フードシステムズは、メーカーと連携して、新たな機器や従来のおしぼりの研究も進め、持続的な環境負荷の低減を目指すとのことです。お客様と共に、今後も環境について考えながら、積極的に行動していく姿勢は、多くの人々にとって希望の灯となるでしょう。

このように、セブン＆アイ・フードシステムズの「SAWANNA」導入は、単なる新たな設備投資に留まらず、広く社会的な課題解決につながっています。全ての人々が豊かな環境で生活できるようになるために、企業が持つ役割はさらに重要です。私たちも彼らの取り組みを注視し、応援していきたいものです。