B.LEAGUEとまちづくり 事例集の意義
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)は、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(以下、B.LEAGUE)と共同で、地域振興とスポーツの関わりをテーマにした先進事例集を発表しました。この事例集は、「B.LEAGUE×まちづくり委員会」の活動の成果であり、様々な地域で実践されている新しい取り組みを紹介しています。
事例集の内容
「B.LEAGUE×まちづくり委員会」では、全国のBクラブがどのように地域と連携し、まちづくりを促進しているかを整理し、可視化してきました。事例集には、クラブ担当者の声や工夫が盛り込まれており、単なる情報提供にとどまらず、自治体の職員やクラブ関係者にとっての実践的なヒントを提供しています。
具体的な事例としては、以下のような取り組みが紹介されています。
- - 「みんなのテーブル」(秋田ノーザンハピネッツ): 秋田ノーザンハピネッツは、地域初の常設子ども食堂を運営し、子どもたちに安心できる場を提供しています。このモデルは企業や行政と連携した福祉の新たなアプローチとして注目されています。
- - 「まちなか・スポーツ・にぎわい広場(M-SPO)」(茨城ロボッツ): 旧百貨店の跡地を再活用した都市型スポーツ拠点で、バスケットボールやフットサルを通じて多世代の交流を促進しています。これは、官民連携による街の再生の好例です。
- - 三河安城交流拠点・第三世代アリーナ構想(シーホース三河): 地域との協議を重ね、自発的な寄付を活用して公共施設を整備する新モデルです。この取り組みは、地域の声を反映するワークショップを通して市民参加を促しています。
本事例集の目的と期待
この事例集が、今後まちづくりに関わろうとする様々な関係者にとって議論の土台となり、仲間を増やすチャンスになることが期待されています。また、EYSCは、これからも地域の経済循環を促進し、社会課題の解決に貢献していく意向を示しています。
EYSCの公共・社会インフラセクターパートナー、岡田 明氏は、「B.LEAGUEが地域の共通言語となり、コミュニティが活性化することで、まちづくりが進展する」と述べています。この事例集を通じて、地域に根ざした新しい発想や実践が広がることを望んでいます。
今後の展望
EYは、B.LEAGUEが提唱する2050年までのビジョン『感動立国』の実現に向けて、引き続きまちづくりへの取り組みをサポートします。これにより、地域が活性化し、皆がより豊かな生活を送ることが実現されることを期待しています。
詳しい事例集の内容は、EYの公式ホームページで確認できます。地域振興におけるスポーツの可能性が、ここに集約されています。