むつ市における水道スマートメーター導入の重要性
青森県むつ市は、山間部や海沿いに点在する集落を抱える地域です。これまで、これらの場所での水道検針業務は道路事情などの影響を受け、非常に非効率的でした。そこで、このたび株式会社ウォーターリンクスとむつ市上下水道局は、次世代の水道検針として水道スマートメーターの実証実験を開始しました。
検針の効率化が求められている背景
むつ市では、検針作業が多くの時間と労力を伴うものであり、さらに検針を行う人員の高齢化が進んでいます。このため、将来的な人材確保の不安も抱えており、早急に業務の効率化が必要とされています。スマートメーターの導入は、こうした課題に対する一つの解決策となることが期待されています。
実証試験の具体的な取り組み
この実証実験において、水道スマートメーターの導入と、クラウドシステムの構築を行います。主に以下の2つのポイントに焦点を当てています。
1. 連携体制の構築
むつ市と株式会社ウォーターリンクス、更に製造を担当する株式会社ウォーターデバイスの3者が緊密に連携し、スマートメーターの導入を進めています。ウォーターリンクス社が水道スマートメーターを提供し、クラウドシステムを構築します。
2. スマートメーターの導入
老朽化した集中検針盤を撤去し、新たに各戸に無線通信機能を備えたスマートメーターを設置します。これにより、LPWA(Low Power Wide Area)技術を活用した遠隔での自動検針が可能になります。このAMR(Automated Meter Reading)方式により、正確で効率的な一括無線検針が実現します。
スマートメーター導入による効果
この取り組みにより、今まで手間がかかっていた検針業務の省力化が期待されます。また、高齢化が進む中での検針体制の維持が可能となり、新たな人材確保の負担を軽減することにもつながるでしょう。さらに、スマートメーターによって得られるデータを基に、異常の早期発見や迅速な対応ができるようになり、住民サービスの向上も期待されています。
未来に向けた一歩
水道スマートメーターの導入は、むつ市の水道運営における大きな転換点となるでしょう。これにより、地域住民のニーズに応える持続可能な水道運営が実現できると考えられています。今後、この実証実験の成果が全国の同様の地域に波及し、さらなる水道業務の革新につながることが望まれます。
会社概要
代表者:原裕二
所在地:兵庫県姫路市阿保甲878番地
設立日:2019年9月10日
URL:
waterlinks-japan.com
代表者:岩本晃幸
所在地:兵庫県豊岡市昭和町4番24号
設立日:2022年9月9日
URL:
waterdevices.co.jp
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