浮遊ケーソン技術導入
2026-06-02 12:29:37

浮遊ケーソンの動揺抑制で安全性向上、革新的技術が国内初導入

浮遊ケーソンの動揺抑制で安全性向上、革新的技術が国内初導入



東亜建設工業株式会社は、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所と協力し開発した「減揺タンクによる浮遊ケーソンの動揺低減技術」を、富山県の伏木富山港の岸壁工事に初めて導入しました。これは、国土交通省北陸地方整備局が管轄するプロジェクトで、2025年10月に現場導入されたものです。

減揺タンクの基本原理とは?



今回の技術は、浮遊ケーソンの動揺を抑えるためのものです。波浪の影響を受けやすい浮遊ケーソンが、施工中の安全性確保や作業効率向上を実現可能にします。具体的には、ケーソンの上に設置する「減揺タンク」と呼ばれる長方形の容器に水を入れることで、波の動きによる揺れを低減します。

この技術の研究は、近年の港湾施設における海上輸送需要の増加、さらに貨物船の大型化に対応する目的で行われてきました。ケーソン式防波堤の建設が進む中、安全性や施工性が重視されてきたのです。特に、既存の方法では作業員の安全が懸念される場面も多く、長期間の工事機材の拘束も問題でした。

首尾よく導入された革新技術



共同研究を行った太陽工業株式会社と協力し、本技術の実装を試みました。実施された現場では、従来の鋼製タンクに代わり軽量化されたシート素材の減揺タンクを用いることで施工性の向上を実現しました。

えい航中の動揺低減の効果も確認され、左右に揺れるROLLと上下に揺れるPITCHが約20%抑えられたとのことです。これにより、施工の安全性が向上し、施工がスムーズに進められるようになりました。

今後の展望



この技術は、ケーソン施工が多く、長距離のえい航を要する工事において、動揺を低減することで工期短縮に寄与することが期待されています。今後は、実績を積み重ね、安全施工に関する信頼性を高めていくことで、技術のさらなる発展を目指すとのことです。

本技術がもたらす安全性向上と生産性向上の効果について注目が集まっています。特に、防波堤の整備や津波対策など、多くの場面でその可能性が広がるでしょう。今後の取り組みにも期待が高まります。


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会社情報

会社名
東亜建設工業株式会社
住所
東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー31階
電話番号

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