夜の価値再考
2022-09-02 10:00:04
夜の価値を見直すプロジェクト『Voices Of The Night』始動、文化と経済復興へ
夜の重要性を再認識する『Voices Of The Night』の始動
新型コロナウイルスの影響で世界中の夜の文化やエンターテインメントが大きな打撃を受けています。このような背景の中、Peatix Inc.と一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は、新たなプロジェクト『Voices Of The Night』を立ち上げ、夜の活動やイベントの再興を目指すことを発表しました。具体的には、夜の価値を見直し、文化体験を通じて経済活動の活性化を促進していくことが目的です。
PeatixとJNEAの新たなパートナーシップ
Peatixは、アメリカのニューヨークに本社を置くプラットフォームで、イベントやコミュニティの運営を行っています。これに対し、JNEAは日本国内のナイトタイムエコノミーの形成をサポートすることを目的に設立された団体です。二者が手を組むことで、イベントの開催を通じて、夜の多様な価値を発信していきます。
オンライン・トークイベント『これからのナイトタイムエコノミー』
2022年8月10日、JNEAはYouTubeチャンネルを通じて、『これからのナイトタイムエコノミー』と題したオンライン・トークイベントを配信しました。このセッションには、パンデミック下で「夜の価値」を信じ、様々な試みを続けてきた登壇者たちが参加し、夜の文化の復興と未来に向けた展望について活発に議論が展開されました。
登壇者には、ナイトタイムエコノミー推進協議会の代表理事で弁護士の齋藤貴弘氏や、元アムステルダム市ナイトメイヤーのミリク・ミラン氏などが名を連ね、世界のナイトタイムエコノミー復興戦略や日本の新しい夜の経済の可能性について議論しました。
多様な視点からのアプローチ
本イベントでは、夜が創造する文化生態系と経済圏についても議論されました。モデレーターの齋藤氏が「夜が生み出す文化の重要性」について問いかけ、参加者が自らの視点から意見を述べ合いました。福岡音楽都市協議会の理事や元ロームシアター京都の関係者など、様々な立場の専門家が集まり、ナイトタイムエコノミーの未来について具体的なアイデアを交換しました。
Night Camp TOKYOの開催
また、JNEAは「Night Camp Tokyo」というワークショップも開催しました。このイベントでは、夜に関するさまざまな価値を見直し、日常生活に取り入れていくことをテーマにしています。第一回目は2022年5月20日に行われ、ナイトタイムエコノミーのキープレーヤーたちが集まり、熱い議論を交わしました。
参加者は、アーティスト、クリエイター、メディア関係者や行政の担当者など多岐にわたり、共同で「これからの夜の価値」について考えました。彼らはそれぞれの視点から、今後のナイトタイムエコノミーの発展に寄与するためのアイデアを模索しました。
文化と経済の融合へ
JNEAは、ナイトタイムエコノミーを推進することで、夜の活動が地域文化の発展や経済の活性化につながることを目指しています。今後も、さまざまなトークイベントやワークショップを通じて、夜の価値を再発見し、地域社会とのかかわりを深めていくことでしょう。
今回のプロジェクト『Voices Of The Night』は、単なるイベントのリブートではなく、夜の文化の持つ深い意味を掘り下げ、地域経済の発展にも寄与する重要な取り組みです。これからの夕暮れ時に、「夜の価値」を取り戻していくことが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会
- 住所
- 東京都渋谷区代々木1丁目25−5
- 電話番号
-
090-4743-1367