リオン、新振動レベル計発売
2024-07-10 16:09:00

リオン株式会社、新振動レベル計「VM-57」発売 - 地盤振動測定から精密機械の微振動評価まで幅広く対応

リオン株式会社は、計量法および日本産業規格に適合した振動レベル計「VM-57」を7月17日に発売しました。本製品は、主に振動公害に関する地盤振動の測定に用いられ、人の振動感覚に基づく特性で補正した振動レベルを計測できます。

新機能として、VC曲線による評価値「VC値」の算出を実現しました。これは、機械が正しく動作するための最低限の振動基準を定めた評価方法で、精密機械の設置場所の振動測定にも応用できます。

「VM-57」は、本体と付属の3方向振動ピックアップPV-83Eで構成され、従来機種「VM-55」の機能を継承しつつ、VC値の算出機能を追加しました。さらに、LAN端子の搭載により通信機器との接続を強化し、USB Type-C端子の採用によりモバイルバッテリーからの給電も可能になりました。これにより、コンセントのない場所でも長時間の測定が可能です。

また、タッチパネル付カラー液晶を採用し、筐体サイズをコンパクトにすることで、現場での使いやすさを向上させています。

主な特長としては、振動レベルおよび振動加速度レベルの瞬時値や時間率レベル、時間平均レベルなどの最大値、最小値を3方向同時に測定・表示できる点が挙げられます。

さらに、オプションプログラムをインストールすることで、SDカードへの長時間の連続データ自動記録、コンパレータ出力機能、1/3オクターブバンド実時間分析、波形収録にも対応できます。

「VM-57」は、振動公害に関する地盤振動の測定、半導体製造装置や加工機械などの精密機械の微振動の評価など、幅広い用途で使用できます。


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