函館の病院に配送ロボット「GAEMI」導入実証スタート！地域医療に革新をもたらす

函館の病院で始まった配送ロボット「GAEMI」の実証

北海道函館市に位置する函館中央病院と函館五稜郭病院で、配送ロボット「GAEMI」の導入実証が開始されました。この実証は、Senxeed Robotics株式会社が住友商事北海道株式会社の協力を受けて進めており、ロボットの能力や病院内での実用性が試されています。

GAEMIとは？

GAEMIは、屋内配送業務に特化して設計されたロボットです。エレベーターのボタンを自動で押したり、ICカードを使ってセキュリティエリアにアクセスする機能を持っています。これによって、異なる階への搬送や特別なエリアへの荷物の運搬が、ハードウェアの改修なしで可能になります。また、GAEMIは540mm×500mm×1150mmの大きさと64~75kgの重さがあり、最大30kgの荷物を運ぶことができます。詳細な紹介動画も公開されており、実際の動作を視覚的に確認できます。

GAEMIの紹介動画はこちらから

実証の具体的な内容

2024年11月18日より、函館中央病院と函館五稜郭病院で行われている実証では、各病院が持つ特有のニーズに応じた使用状況が観察されています。

函館中央病院

住所：北海道函館市本町33-2
病床数：527床
実証内容：1階から8階への薬の配送業務
実証の様子：実証動画はこちら

函館五稜郭病院

住所：北海道函館市五稜郭町38-3
病床数：480床
実証内容：4階から3階への検体搬送
実証の様子：実証動画はこちら

住友商事北海道の役割

住友商事北海道株式会社は、地域に根差した独立法人として、様々な事業を展開しています。ITやIoTを駆使して地域課題の解決に取り組む中で、配送ロボットの実証実験への参画は新たな地域貢献の一例といえます。特に、観光分野への取り組みも進めている住友商事北海道は、GAEMIを通して地域医療の質の向上にも貢献することが期待されています。

Senxeed Roboticsのビジョン

Senxeed Roboticsは、「人とロボットが共生する社会の実現」を目指し、国内外のロボットメーカーとの連携を強化しています。ロボットの導入を通じ、様々な分野での社会実装やソリューションの提案を行っています。今後、さらに多くの施設への導入が進むことで、地域の医療やサービスの質向上に寄与すると期待されています。

新しい技術の導入が進む中、GAEMIの実証実験は、今後の医療現場におけるロボットの可能性を示す重要な一歩となるでしょう。地域の生産性向上を目指した取り組みに、是非注目していきたいところです。