住宅宿泊事業の要望
2026-06-18 17:54:14

特別区長会が国に住宅宿泊事業の適正化を要望

特別区長会が住宅宿泊事業の適正化を要望



2023年6月18日、東京都の特別区に所属する21区の区長が連名で、北区長を筆頭に国土交通大臣に「住宅宿泊事業の適正化に関する要望書」を提出しました。これは、近年急増する住宅宿泊事業が周囲の住環境に悪影響を与えているとの懸念から、地域に応じた規制の強化と実効性のある対策を求めたものです。

近年、特別区ではインバウンド需要の高まりとともに、住宅宿泊事業の届出住宅数が急増しています。しかし、その一方で、宿泊者による騒音やゴミの不適切な処理が問題視されています。事業者と連絡が取れないために指導が行き届かない事例や、無届営業が増加しているのも深刻な課題です。このような状況を受けて、特別区長会の区長たちは、住民と宿泊事業との調和を図るためには規制の強化が不可欠であると訴えています。

提出された要望書では、まず法改正を含め、住宅宿泊事業制度の適正化が早急に実施される必要があると強調されています。特に、地域の実情に応じた規制の充実が求められており、住民の生活環境を守るための具体的な対策が急務だとされています。

要望書には、山田加奈子北区長や吉住健一新宿区長、山本亨墨田区長、高際みゆき豊島区長、青木克徳葛飾区長、斉藤猛江戸川区長といった特別区の代表的な区長が連名で参加しています。これだけ多くの区長が連携をとったのは、深刻な事態に対する強い危機感の表れです。特別区における住宅宿泊事業は全国の4割以上を占めるため、その影響は極めて大きいといえます。

このような背景から、特別区長会では今後も引き続き、地域住民の声を反映させた住宅宿泊事業の規制を進めていく方針です。需要の高まりに伴うサービス向上が必要なのはもちろんですが、それと同時に地域の生活環境を守るためのバランスが求められています。政府、国土交通省は、この要望に真摯に向き合い、早急な対応を行う必要があるでしょう。

特別区長会の行動が、地域の人々の生活を守るための一歩となることを願っています。そして、住宅宿泊事業が適切に管理されることで、地域社会との共存が実現されることを期待しています。政府の迅速な対応が求められる今、私たち市民も引き続き注視していく必要があります。

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