新たな体験型食育プログラムの実施
2023年3月21日、神奈川県横浜市内のこども食堂にて、ライオン株式会社、株式会社ファンケル、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(KFC)が協力し、食育や食体験をテーマにしたプログラムが実施されました。この取り組みは、ライオンの「おくちからだプロジェクト」に基づく「歯と口の健康プログラム」、ファンケルによる「栄養講座」、そしてKFCの「フードロス講座」を結びつけた斬新なものです。
食べたら歯みがき体験プログラムの内容
このプログラムでは、子どもたちに食事について学ぶ機会を提供し、実際に食べるという体験を通じて健康意識を高めることを目的としています。プログラム開始時に、ファンケルの講師が「栄養講座」を行い、栄養の基礎や青汁の原料についてのクイズやドリンクの試飲を通じて、楽しく学ぶ場を設けました。
続いて、KFCの「フードロス講座」では、特製の紙芝居を使い、フードロスの重要性について子どもたちに説明。皆で実食をする際には、ファンケルの発芽米を使用したビーフストロガノフやKFCのチキンを使ったポテトサラダ、チキンナゲットを提供しました。それぞれの料理がどのようにして作られたかを知ることができ、食に対する理解が深まりました。
歯みがきと手洗いのワークショップ
実食後には、ライオンの衛生講座が実施され、食事前に手を洗う方法や「食べたら歯みがき」の重要性を学ぶ時間を設けました。子どもたちには、ハブラシをデコレーションする工作を楽しんでもらい、それぞれの個性を活かしたMyハブラシを作成。子どもたちが手を使って表現する姿には、喜びが溢れていました。
異業種連携の意義と目指す未来
このコラボレーションは、食育とヘルスケアをテーマにしており、それぞれの企業の専門性を生かした取り組みが大きな成果を上げました。参加した子どもたちにとって、食べ物を大切にする心や、健康な体作りの重要性を学ぶ機会は貴重なものであり、また地域社会に根ざした活動としての意義を持ちます。
当社担当者も、「KFC参加により、より良い体験を提供できた」と語り、遊びを取り入れた学びが、子どもたちにとっての食に対する興味を引き出すことに成功したと振り返りました。今後も、ライオン、ファンケル、KFCの各社は協力を強化し、子どもたちの未来をサポートするための活動を推進していく所存です。
まとめ
このように、異業種の企業の連携は、単に製品やサービスを提供するだけでなく、地域社会における健康教育の重要性を再認識させ、子どもたちの健やかな成長を支えるための強力な助けとなります。今後も継続的にこのような取り組みを行い、より多くの子どもたちへ豊かな食と健康の知識を提供していく意向です。