「いきるちから、おくちから。」をスローガンに掲げる、薬用マウスウォッシュ「リステリンⓇ」で知られるKenvueは、2024年11月7日、「いい歯の日」の前日に、Kenvue「お口から健康委員会発足・記者発表会」を開催しました。
今回の発表会では、Kenvueシニアディレクターの浦崎里奈氏から、委員会発足の目的や今後の活動について説明がありました。近年、口腔内の菌が全身の健康に影響を与えることが明らかになっているにもかかわらず、その事実を知っている人はわずか3人に2人しかいないという現状を踏まえ、委員会では、口腔ケアを通じて全身の健康を促進していくことを目指しています。
具体的な活動として、楽天と連携した「ぶくぶく部」が紹介されました。「ぶくぶく部」は、職場における「プレゼンティーズム」と呼ばれる、体調不良による集中力低下やパフォーマンス低下の問題に着目し、口腔ケアの重要性を啓発することで、従業員の健康増進を図る取り組みです。
発表会では、東京科学大学 安達奈穂子先生による、口腔環境と全身の健康の関係性についての講演が行われました。安達先生は、虫歯や歯周病が口内菌によって引き起こされるだけでなく、糖尿病や早産、低体重出産など、さまざまな全身疾患にも関連していることを解説。歯ブラシだけでは歯の表面の6割しか汚れが取れないため、フロスや歯間ブラシ、そしてマウスウォッシュによる化学的殺菌の必要性を強調しました。
続いて、委員会のアンバサダーに就任したタレントの藤本美貴さんと安達先生による対談が行われました。藤本さんは、自身の経験を踏まえ、家族の口腔ケアの重要性を感じているものの、日々の忙しさの中で、自分のケアを後回しにしてしまう現状を吐露しました。安達先生は、忙しい中でも簡単にできるケアとして、マウスウォッシュによる「ぶくぶく」を推奨しました。藤本さんは、30秒という短時間でできる手軽さに共感し、早速実践していくことを表明しました。
さらに、委員会の参画企業である株式会社mil-kin代表取締役 狩野清史氏による、口腔内の菌についての講演が行われました。狩野氏は、「見る菌」という顕微鏡を用いて、口腔内に生息する様々な菌を実際に観察できる機会を提供しました。藤本さんは、自分の口の中にこれほど多くの菌が存在していることに驚き、歯磨きによる物理的除去とマウスウォッシュによる化学的殺菌の大切さを改めて認識しました。
今回の記者発表会では、口腔ケアの重要性、そして口腔ケアが全身の健康に与える影響について、改めて認識する機会となりました。Kenvue「お口から健康委員会」は、今後も様々な活動を通して、口腔ケアの啓発活動を進めていく予定です。