岐阜県高山市の2団体が防災・減災大賞で奨励賞を受賞
岐阜県高山市で、市内の2つの団体が「防災・減災×サステナブル大賞2025」において、それぞれ奨励賞を受賞しました。受賞したのは、地産地消の循環型経済の実現を目指して活動するNPO法人「活エネルギーアカデミー」と、防災士資格を有する女性職員が構成する「TMBJ(高山まち協防災士女子会)」です。
令和7年2月5日に、両団体の代表者は高山市長の田中明氏を訪れ、受賞の喜びを報告しました。市長への報告では、団体の活動が地域にもたらす影響について話し合われ、引き続き協力していく方針が示されました。
「防災・減災×サステナブル大賞2025」は、一般社団法人減災サステナブル技術協会によるもので、サステナブルな社会の実現に向けた防災・減災活動やSDGsに関連する成果を評価します。今年で5回目の開催となる本賞ですが、両団体にとって2度目の栄誉です。
NPO法人活エネルギーアカデミーの取り組み
活エネルギーアカデミーは、2014年4月に設立され、地産地消を促進する活動を行っています。特に、地域通貨を活用した持続可能な経済モデルの構築や、自然環境を考慮した人材教育に力を入れています。その取り組みが評価され、今回は『活エネルギーを軸とした総合的社会生活の実現』というテーマで賞を受賞しました。
また、同団体は間伐材のの利用促進や「木の駅プロジェクト」への取り組みを通じて、地域の森林資源を有効活用しています。過去にも2022年に防災・減災×SDGs賞の優秀賞を受賞しており、その活動が認められています。
TMBJの活躍
一方、TMBJ(高山まち協防災士女子会)は、2021年11月に結成され、地域防災力の向上を目指した活動を行っています。地区防災計画作成のワークショップや、学校などでの防災教育プログラムを通じて、防災意識の向上に寄与しています。今回の受賞は「地域防災力向上を目指す防災士女子会」というテーマで行われ、継続的な防災啓発活動が評価されました。
TMBJも、2024年には防災・減災×SDGs賞の優秀賞を受賞しており、その活動が高く評価されています。
未来に向けた取り組み
両団体は、飛騨高山SDGsパートナーとして、市主催の「飛騨高山SDGsアクションデイズ」にも参加し、SDGsの推進活動に貢献しています。今後も市と連携し、持続可能な社会の実現に向けた活動を続けていく意向を示しています。
高山市では、これらの団体の活動が地域社会にどのように影響を与えているのか、今後の動向が楽しみです。