IoTセキュリティ革命:新たな米国特許技術の誕生
アイビーシー株式会社(IBC)は、IoTセキュリティ基盤サービス「kusabi」に関する技術で、また一つの重要なマイルストーンを達成しました。新たに「IoTデバイスプロビジョニングシステム」の米国特許を取得(PATENT NO. 11296934)し、既存の技術に大きな進化を加えることに成功しています。特に注目すべきは、この新システムがIoTデバイスからパスワードを撤廃し、ソフトウェアを用いてOTA(Over-The-Air)アップデートを実現する点です。
IoTの現状とその課題
近年、IoTデバイスは急速に普及していますが、それに伴い多くの脆弱性が露呈しています。IoT機器がサイバー攻撃の標的となり、ファームウェアの改ざんや不正アクセスにより重大な事故が発生するケースが増加しています。このような環境では、企業や製造者にとって、使用者が製品の真正性を確認できる機能が求められています。
IBCの新技術「kusabi」の概要
アイビーシーが開発した「kusabi」は、すべてのモノがIoT化される現代において、ブロックチェーン技術を利用した新しいPKI(公開鍵基盤)システムを提供します。この技術は、従来の認証局モデルに縛られず、IoTデバイスの真正性を保証するものです。USBメモリのようなデバイスが無防備にインターネットに接続され、悪意のある攻撃者のターゲットとなっている現状において、kusabiは強固なセキュリティを提供します。
特許取得の背景
アイビーシーは、2018年に日本で取得した「電子証明システム」の特許を基に、米国でも「デバイスプロビジョニングシステム」の特許を取得しました。この新しいシステムでは、IoTデバイス専用の公開鍵と秘密鍵を生成し、ホワイトリスト方式でアプリケーションを検査することによって、デバイス管理のセキュリティを高める仕組みが実現されます。この特許によって、IBCの技術は国際的に認められ、さらなる信頼性が保証されることになります。
安全なIoT環境の実現を目指して
新たに取得した特許は、将来のIoTセキュリティを革新する大きな一歩です。IBCは、この技術を活用して、安心・安全なIoT環境を実現することに全力を注いでいく考えです。ソフトウェアを用いてデバイスの適用から運用までを自動化し、効果的に脅威を未然に防ぐためのシステムを構築していく方針が示されています。
企業情報
アイビーシー株式会社は、2002年に設立され、性能監視分野に特化した事業を展開しています。主にITシステムの性能監視ツールの開発・販売や、ITシステムの稼働状況監視に関わるコンサルティングを手掛けています。新たな技術を駆使したサービスを通じて、顧客のニーズに応えることを目指しています。
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