株式会社フォーデジットがAIマジックを導入し業務効率を向上

株式会社フォーデジットが「AIマジック」を導入

株式会社フォーデジットが、ナインアウト株式会社の提供するAI技術「AIマジック」の利用を開始したことをお知らせします。フォーデジットは、デザイン力を駆使し、構想から実行までを支援するコンサルティングサービスを提供しています。その中でも、ユーザー理解に基づいた体験設計やデジタルトランスフォーメーションの推進を強みとしており、大規模プロジェクトにおけるリサーチや設計フェーズにおいても豊富な実績を誇っています。

導入の背景

近年、フォーデジットは多数のクライアント企業において、数千人規模のアンケート調査を実施するなど、大規模なリサーチを行ってきました。しかし、その中で最も煩雑で時間を要するのが、アンケートの回答データの分析とインタビュー対象者の選定です。特に、膨大なフリーテキストの回答を目視で確認し、適切な候補者を選ぶ作業が、プロジェクトメンバーに大きな負担となっていました。

そこでナインアウトが提供する「AIマジック」が登場します。このサービスは、目的に即した最適なAIモデルをインターフェースに統合し、従来、人の手に依存していた非効率な業務を自動化することを可能とします。フォーデジットは、回答データのフィルタリング作業をAIに任せることで、業務の効率化を図る決断を下しました。

期待される効果

新たに「AIマジック」を活用することで、最適なインタビュー対象者の選定が可能になります。従来のCREATIVE SURVEYでは双方向にデータを即時に連携できるインターフェースが活用されていましたが、AIマジックの導入によって、インタビューの目的や条件を自然言語で指示するだけで、AIが自動的に候補者をグルーピングし、各回答者のペルソナを要約して提示することができるようになります。

実際の選定作業では、CREATIVE SURVEYに回答データをインポートすることで、量的なデータだけでなく、質的なフリーテキストの分析もAIが行います。この結果として、担当者はAIが生成したサマリーを基に迅速に候補者を選定できるようになり、リサーチ業務の効率化とユーザー理解の深化が期待されます。

代表者のコメント

フォーデジットの代表取締役CEO、田口亮様は、「私たちは、ユーザーの声を集めて理解するためにアンケートやインタビューに注力しています。今回のAIマジック導入によって、調査の過程でかかる作業を大幅に軽減でき、ユーザーの傾向や特徴を把握するのがさらに容易になると感じています。この改善により、メンバーはより本質的な分析や提案に時間を集中できることでしょう」とコメントしています。彼はまた、AIの活用を進めながらも、人間の目と解釈が重要であることを忘れず、より深いユーザー理解を追求する意向を示しました。