AI時代の日本戦略
2025-10-22 17:51:21

AI時代を生き抜く日本の戦略とは?さくらインターネット角氏が語る

AI時代の勝ち筋:角俊和氏が描く未来



一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)が40周年を迎える中、さくらインターネット株式会社の角俊和氏にインタビューを行い、日本のAI戦略について伺いました。角氏は「デジタル敗戦を覆すチャンス」と位置づけたAIの重要性について熱く語っています。彼は日本がAI技術を「使う」だけでなく、その開発をリードできる国になることを目指しています。

デジタル敗戦とは何か?



日本は過去、デジタル領域での競争において後れを取ってきたと考えられています。角氏はこの状況に強い危機感を抱いており、AIはその状況を巻き返すための「すごいチャンス」と見ています。彼のビジョンには、AIによる雇用創出や日本のソフトウェア産業の育成が含まれています。

「使う」から「開発する」へ



角氏が掲げる目標は、AIをただ「使う」ことではありません。「AIを使いこなし、開発を行い、ソフトウェアを作成して世界をリードする国を目指す」とのことです。このアプローチによって、日本がAI技術の発展を促進し、それを輸出していく新たな経済圏が生まれることを期待しています。

さくらインターネットの独自性



さくらインターネットは「インフラの自社保有・運用」と「自前主義」を強みとしています。特にAIの開発に必要なGPUハードウェアに大規模投資を行い、その技術を最大限に活用したクラウドサービスやプラットフォームサービスを自前で展開しています。この独自性が同社を他社と差別化する要因であると角氏は強調しています。

SAJとの連携と政策提言



角氏はSAJとの連携を重要視しており、SAJが持つ「国とのつながり」や「政策提言力」は、AI産業を育成する上で不可欠な要素であると考えています。彼は、「デジタル社会における規制改革や政策戦略に直接関与する存在」としてSAJの役割を認識しており、その力を活用することで日本のAI戦略を強化できるとしています。

経営理念と未来への決意



角氏は、さくらインターネットを選んだ理由について、社長の田中邦裕氏への深いリスペクトを挙げました。田中氏が示すビジョンに共感し、その経営戦略を推進する一員として、日本の未来を左右するAI事業に全力で取り組むことへのやりがいを感じていると語っています。

まとめ



角俊和氏の言葉には、自信と希望が満ちています。AIという新技術を駆使し、日本が再び世界に名を馳せるための道筋を描いています。今後の展開から目が離せません。彼の情熱と見識が、日本のIT業界の未来を切り開く鍵になることでしょう。


画像1

会社情報

会社名
一般社団法人ソフトウェア協会
住所
東京都港区赤坂1-3-6赤坂グレースビル
電話番号
03-3560-8440

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。