投資ファンドが新たな医療機器開発を支援
株式会社RMDパートナーズ東京は、東京都文京区に本社を置き、2023年より医療・ヘルスケア分野のスタートアップ企業への投資を推進している会社です。最近、同社が無限責任組合員として運営する「Medical Development Support 2号投資事業有限責任組合」(通称:MDS2号ファンド)が株式会社TCNプライムに出資を完了したことを発表しました。
TCNプライムの成り立ち
TCNプライムは、神戸大学の研究成果を生かして設立されたスタートアップです。主に循環器内科の領域において、未解決の医療ニーズに応える革新性のある医療機器の開発に注力しています。新しい技術の提供により、患者のQOL(生活の質)向上を目指しています。
開発中の医療機器
同社が取り扱う医療機器は 현재二つ。
1.
バルーン大動脈弁形成術(BAV)用バルーンカテーテルシステム
これは大動脈弁狭窄症の治療において、安全性と有効性の向上を目指して設計されています。バルーンを利用することで、狭まった弁を拡張し、心臓の血流を改善する役割を果たします。これにより、患者にとってのリスクを軽減し、より良い治療結果を実現することを目指しています。
2.
ECMO対応カテーテル
ECMOは、重症心不全や呼吸不全の症状改善に役立つ体外式の人工肺です。このカテーテルは、迅速かつ安全に体外循環を確立するために設計されており、危険な状態にある患者の生命維持に貢献します。
MDS2号ファンドの役割
MDS2号ファンドは、医療やヘルスケア領域の課題をクリアするスタートアップへの投資を通じて、国内外の医療機器・ライフサイエンス産業の発展に資することを目的としています。今後もこのような支援を通じて、革新的な医療技術の社会実装を進め、患者や医療従事者のニーズに応え続けることでしょう。
会社情報
- 設立:2023年10月
- 所在地:東京都文京区
- 代表取締役:小西明英
- 事業内容:循環器内科領域に特化した医療機器開発
- 所在地:〒113-0033東京都文京区本郷1丁目28番10号
- 代表取締役:弟子丸佳久
- ホームページ:
RMDパートナーズ東京公式サイト
結論として、TCNプライムへの出資を通して、RMDパートナーズ東京は医療機器開発における新たな道を切り開こうとしています。今後の進展に注目です。