メークス、技術職高卒初任給を引き上げ
メークス株式会社(本社:茨城県守谷市、代表取締役社⻑:武藤眞一)は、2023年4月1日から新入社員の技術職の初任給を月額30万円に引き上げることを決定しました。この施策は、厳しい労働市場において若手人材を積極的に確保することを目的としています。
背景
近年、鉄筋の原材料価格やガソリンの高騰により、建設業界全体が厳しい状況に直面しています。しかしながら、メークスは従業員の創意工夫によって高品質な商品とサービスを提供し、2022年の決算では過去最高の売上高88億円を達成しました。しかし、コロナ禍の影響で外国人実習生の入国が制限され、深刻な人手不足に直面しています。
このため、さらに労働人口が減少することが予想される中での人材確保が急務となり、入社時の賃金引き上げが必要だと判断されました。
給与詳細
新たに設けられる『製造手当』は、製造職への手当てで、従業員の専門性や資格、責任の程度に応じてランク付けされることになります。新卒者は入社時に60,000円のスタートで、資格を取得することで手当の増額が見込まれます。これにより、将来的に資格を活かして全行程の作業に対応できる人材に期待をかけているのです。
また、もう一つの手当である『職務手当』は、40時間の残業を含むもので、仮に残業が発生しなかった場合でも支給されるため、収入が安定する仕組みとなっています。
基本給 | 製造手当 | 職務手当 | 合計 |
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-- | - | - | -- |
170,000円 | 60,000円 | 70,000円 | 300,000円 |
今後の展望
メークス社は、2022年に新たに群馬県前橋市と鹿児島県姶良市に工場を開設し、全国的な供給体制を強化しています。初任給の引き上げに加え、従業員全体にも同様の給与制度を導入することで、全体の給与の底上げを行なっています。これにより、社員の働く意欲を高めると共に、より多くの人材を獲得し、残業ゼロの職場環境を目指していく方針です。
メークス株式会社は、未来の成長に向けて人への投資を重視し、今後も業界のリーダーとしての役割を果たしていくことでしょう。
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