キヤノンが放つ新たな大判プリンター「TC-21」
キヤノンが2025年4月17日に新しいデスクトップ大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF TC-21」の発売を予定しています。この製品はA1ノビ対応で、印刷機能において多様なニーズを満たすことができる特徴を持ちます。
コンパクトかつ快適な操作性を実現
新たに登場するTC-21は、設置スペースが限られている環境でも扱いやすいように設計されたコンパクトな筐体が魅力です。また、上下に角度を調整できるチルト式操作パネルを採用し、ユーザーの視線に合わせた快適な操作が可能となっています。これにより、様々な設置場所での使用に柔軟に対応できます。
幅広い用紙に対応する多機能性
TC-21は、広範なプリントニーズに対応するために、ロール紙부터様々な標準用紙まで印刷可能で、特にオートシートフィーダー(ASF)を利用することで、A3、A4、はがき、封筒、ラベル紙など多様な形式への印刷が実現します。顧客提出用のA1等倍図面と社内確認用の縮小版、飲食店のポスター、テーブル用のフライヤーなど、同じコンテンツを異なるサイズでプリントする際にも非常に便利です。
高品質な印刷を可能にする技術
このプリンターは、上位機種でも採用されている画像設計技術により、普通紙でも鮮やかな色彩での表現が可能です。新たに搭載された「微小余白印刷」機能により、ロール紙印刷では上下の余白をゼロ、左右はごくわずかな余白で印刷できるため、デザインがより目を引く印刷物を作り出します。特に印刷物のインパクトを求める方には嬉しいポイントです。加えて、無料ウェブアプリ「PosterArtist」を使用することで、デザイン性の高いポスターやチラシを簡単に作成できるようになります。
環境に配慮した素材の使用
TC-21の特筆すべき点は、その環境配慮です。初めて本体に約5%の再生鉄を採用し、また約40%の再生樹脂を使用しています。このような取り組みにより、持続可能な製品を提供する姿勢が強調されています。加えて、製品梱包材には発泡スチロールを使用せず、すべて段ボールでの梱包を行っています。
さらには、NPO創設の国際的エコラベル「EPEAT」において、米国での「EPEAT」ゴールド製品として登録されるなど、その環境性能が認められています。これにより、ユーザーが選ぶ際には、技術だけでなく環境への配慮も一緒に考慮されることでしょう。
結論
「imagePROGRAF TC-21」は、従来の大判プリンターの枠を超え、多機能性と環境配慮を兼ね備えた製品です。キヤノンが提供するこの新しいモデルが、多くのユーザーにとって快適な印刷体験を提供することを期待しています。発売日が待ち遠しいですね。