キリン午後の紅茶、アイスティーグラスボトルが認められる
キリンホールディングス株式会社の「午後の紅茶ブランド」が新たに採用した「アイスティーグラスボトル」が、8月27日に開催された「2025日本パッケージングコンテスト」で「適正包装賞」を受賞しました。この賞は、公益社団法人 日本包装技術協会によって授与されるもので、パッケージの機能性やデザイン、環境への配慮が高く評価されるものです。
新容器の特長と背景
新容器である「アイスティーグラスボトル」は2024年から「キリン 午後の紅茶 ストレートティー」「ミルクティー」「レモンティー」の500ml PETボトルに採用されます。このボトルは、紅茶の色合いを美しく見せるために「ダイヤカット」デザインを採用し、見た目にもおいしさを感じさせる工夫がなされています。また、ボトルのデザイン性を維持しつつ強度や持ちやすさを向上させ、さらに環境への配慮も実現している点が特徴です。
受賞の理由
「適正包装賞」を受賞したポイントとして、デザインの美しさと共に、機能性や使用しやすさ、環境への配慮が統合された設計が挙げられます。具体的には、ボトルの胴部に施された逆V字形状の「斜めリブ」により、適切に縦荷重を分散し、保管時の変形や座屈を防止。また、持ちやすさも重要視され、くびれのあるデザインが採用されています。
環境への配慮
従来のシュリンクラベルからロールラベルに変更することで、プラスチック使用量が約44%削減される見込みです。これにより、年間117トンのプラスチック使用量削減や849トンの温室効果ガスの排出削減が見込まれ、持続可能なパッケージングの実現に向けた取り組みが強調されています。
パッケージングコンテストとは
「日本パッケージングコンテスト」は、日本国内の包装技術に関する重要なコンペティションであり、包装デザイン、機能性、環境への配慮、使いやすさなど教育的な観点から評価されます。優れた包装技術や製品に対し、毎年多くの賞が授与されています。
まとめ
キリングループは「自然と人を見つめるものづくり」に取り組み、「食と健康」の新たな喜びを広げ、心豊かな社会の実現への貢献を目指しています。新しい「アイスティーグラスボトル」の受賞は、その理念の表れとも言えます。これからの製品展開にも期待が高まります。