ペットの葬儀
2019-08-30 10:01:35
ペットの火葬・葬儀に関する調査結果から見えてくる飼い主の思い
ペットの火葬・葬儀に関する調査結果から見えてくる飼い主の思い
近年、ペットが生活の一部として認識される中、ペットの死後の扱いに関する意識も変わりつつあります。最近、イオンペット株式会社が運営する「メモリアルなび」によって実施されたアンケート調査では、多くの飼い主がペットの火葬や葬儀に関心を持ち、特に同じお墓に埋葬したいと考えている実態が明らかになりました。これらの調査結果から、ペットを亡くした飼い主の心理や傾向を深掘りしていきましょう。
調査概要
今回の調査は、犬または猫を過去3年以内に亡くした112名を対象に行われました。調査は2019年8月13日から15日にかけて実施され、飼い主のペットに対する思いが反映される内容となっています。
亡くなったペットの扱い
調査の中で、最も多かった選択肢は「ペット霊園で火葬・埋葬を行った」というもので、全体の31.2%を占めています。さらに、ペット霊園で火葬後に自宅保管や散骨を行った回答者は23.2%にのぼりました。これらの結果から、ペット霊園の選択肢が飼い主の間で浸透していることが伺えます。また、訪問火葬のニーズも増加しており、ペット霊園に関連するサービスがより一般的になってきたことが感じられます。
同じお墓に埋葬したいという願い
「何の障壁もなければ、ペットを自分と同じお墓に埋葬したいですか?」という質問に対し、68.8%もの人が「はい」と回答しました。この結果は、ペットに対する深い愛情と、共に過ごした時間への思いが現在は通じていることを示しています。実際には同じお墓に埋葬することは難しいという現実があるものの、心の中で強く望む人が多いことが分かりました。
新たなペットとの関係
「ペットが亡くなった後、別のペットを飼いましたか?」という設問では、49.1%が「その後は飼っていない」と回答しました。その理由には、愛するペットを失った痛みから再び飼うことに踏み出せないという声が多く寄せられています。同時に、31.2%は「数か月以内に別のペットを飼った」と答え、寂しさを紛らわすために新たな存在を迎えるケースも見受けられました。
飼い主の心の声
調査に寄せられたコメントの中には、ペットを失った悲しみを抱えながら、精神的な支えを求める声や、再度新しいペットを飼うことに対する不安など、多様な思いが入り混じっています。心の隙間を埋めたいと願う一方で、再び失うことへの恐れが同居している様子が描かれています。特に「他のペットと同じくらい可愛がれる自信がない」との声は、愛情の深さを窺わせます。
まとめ
ペットは私たちにとってかけがえのない存在であり、彼らを失った後の行動や感情は多岐にわたります。今回の調査からは、ペットに対する愛情や、その死後にどのように向き合うかについての深い思いが表れました。ペット霊園の利用率の向上や、同じお墓に埋葬したいという願望は、飼い主たちの心の一端を示すものです。大切なペットとの絆を大事にしながら、未来への選択を考えていくことが求められています。
会社情報
- 会社名
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イオンペット株式会社
- 住所
- 千葉県市川市南八幡4-17-8コスモス本八幡1F
- 電話番号
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047-700-2810