六甲ケーブル線運賃改定
2025-02-28 14:53:07

六甲ケーブル線の運賃改定に関するお知らせと今後の安全対策

六甲ケーブル線の運賃改定とその背景



本日、神戸六甲鉄道株式会社が六甲ケーブル線の旅客運賃を改定することを発表しました。2025年4月13日から実施される運賃の改定は、主に安全性の向上とサービス改善を目的とした取り組みの一環です。

改定の理由

六甲ケーブル線は過去数年間にわたり、施設や車両の老朽化が進行しており、特に2022年にはケーブルカーの台枠フレームに亀裂が生じたため、運休を余儀なくされたこともありました。このため、安全管理体制や施設の強化が急務であると認識されていました。2024年には親会社の阪神電気鉄道に鋼索鉄道事業が譲渡され、同社の知見をもとにさらなる改善が図られることになりました。

運賃改定の具体的な内容

運賃改定の詳細は以下の通りです。大人の普通旅客運賃は現行の600円から800円に引き上げられ、約33.3%の改定率となります。これにより、通勤・通学定期旅客運賃については変更はありませんが、その他の運賃体系についても見直しが実施されます。

運賃の種類 現行運賃 改定後運賃
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大人片道運賃 600円 800円
往復運賃 - 改定される

経営業績の現状と見通し

神戸六甲鉄道は、2023年度に収入253百万円、支出254百万円という状況で、若干の損失を出しています。2024年度からは、運賃改定により収入を892百万円、支出を905百万円と見込んでおり、更なる収支改善が期待されています。しかし、運転休止に伴う代行バス輸送のコストや、物価上昇による経費の増大など、多くの課題が残っています。

安全性向上に向けた取り組み

今後2年間で、六甲ケーブル線全線で大規模な更新工事が実施される予定です。具体的には、車両リニューアル工事や、線路設備の更新、駅舎の照明LED化など、安全性と利便性を向上させるための投資が行われます。これには、1,120百万円の投資が予定されています。

経営の効率化に向けた取り組み

経営合理化の一環として、人件費や外注費の抑制策が講じられています。具体的には、職種ごとの専門性を高めず、複数業務を兼任する形で省力化を進めているとのことです。今後も安全性を維持しつつ、効率的な運営を行っていくことが求められています。

最後に

2024年3月19日に認可された運賃改定の詳細については、公式サイトで確認できます。六甲ケーブル線が地域の交通手段として安全かつ快適であることを目指し、今後の改善に期待が寄せられています。

【お問い合わせ先】
神戸六甲鉄道株式会社 運輸部営業課
(電話)078-861-5288
【関連リンク】
六甲ケーブル線ポータルサイト
公式リリース



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会社情報

会社名
阪神電気鉄道株式会社
住所
大阪府大阪市福島区海老江1丁目1番24号
電話番号

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