みみずコンポスト
2022-09-15 10:00:04

地域の持続可能性を考える「みみずコンポスト」プロジェクトの挑戦

地域の持続可能性を考える「みみずコンポスト」プロジェクト



日本では、毎日多くの生ゴミが廃棄されています。その量は個人で見ると約250〜270グラム、年間で100キロを超えるとも言われています。これらの生ゴミのほとんどは焼却されることになり、その過程で多くのエネルギーとコスト、ひいては温室効果ガスを排出する結果になります。生ゴミの約80〜90%が水分を含んでいるため、大量の水を使って焼却処理を行うことは環境にとって決して良い選択肢とは言えません。

生ゴミ処理の現状


焼却処理が一般的な方法として用いられている日本ですが、これにはいくつかの問題があります。私たちが注目しているのは、コンポスト(堆肥化)の普及です。しかし、現状ではコンポストの導入は進まず、ほとんどの生ゴミは相変わらず焼却処理されています。その要因としては、運用コストの高さや情報の不足が挙げられます。

コンポストを運用するには、初期投資や維持管理の手間がかかります。また、日本ではコンポストに関する取り組みが主に家庭や業者に依存しており、そのため無関心な層が情報に触れる機会があまりにも少ないのが実情です。

「みみずコンポスト」の取り組み


このような背景を踏まえ、私たちは新たに「みみずコンポスト」プロジェクトを立ち上げました。“みみずコンポスト”とは、みみずの力を利用して生ゴミを土に還す箱のことです。この箱を地域に設置することで、生ゴミの有効活用を図るとともに、地域社会全体の循環にも貢献したいと考えています。

プロジェクトの目標


私たちの目指すところは、クラウドファンディングを通じて100人分の生ゴミを土に戻すことです。具体的には、支援者の方に以下の3つをお約束しています。
1. プロジェクトの進捗状況をLINEオープンチャットで共有。
2. 支援金額に応じて設置するコンポストの数と大きさを決定。
3. コンポストで増えたみみずの10%を社会に還元する。

みみずは堆肥化過程で増殖しますので、毎年10%の割合で地域や施設に提供する計画です。具体的には、地域の学校や公民館、さらには支援者自身が受け取ることも可能です。これにより、コミュニティ内での生ゴミのリサイクル活動がより広がることを狙っています。

コミュニティの再構築を目指して


私たちが提唱する「みみずコンポスト」により、地域の人たちにとって環境問題について考えるきっかけを提供したいと考えています。職場や学校、公民館など、さまざまな共同体でコンポストを導入することで、環境問題に対する意識を高められればと思っています。アプローチとしては、みみずを媒介にしたコミュニケーションを通じて人々のつながりを強化し、再認識する機会を創出することです。

特に、現代社会では人々の分断が懸念されていますが、このプロジェクトを通じて人やものごとのつながりを活性化し、コミュニティを育むことで、持続可能な社会が実現できるのではないでしょうか。

最後に


「みみずコンポスト」へ参加することで、100人という単位での取り組みを通じてゴミ問題やコミュニティについて考え、その先にある地域や社会の在り方も見直す手助けをしていただきたいと思います。私たちのプロジェクトがこのような未来を描くことに対する大きな第一歩となることを願っています。

支援の申し込み


クラウドファンディングの詳細は、2022年9月末まで「For Good」で支援を募集中です。ぜひご参加ください。

会社情報

会社名
株式会社みみずや
住所
長野県上水内郡飯綱町川上1535いいづなコネクトWEST-108
電話番号

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