緊急支援が必要なセブ島北部地震の現状と取り組み

セブ島北部地震とDAREDEMO HEROの支援活動

2025年9月30日、フィリピン・セブ州北部で強い地震が発生しました。この地震によって、ボゴ市やメデリン町では震度7に相当する揺れが観測され、多くの家屋や公共施設が倒壊しました。これに伴い、セブ州での死者は69名、負傷者は186名に達し、州全域が災害非常事態に宣言されました。

震源地に近い地域では、貯水池の崩壊や道路の損壊によって孤立状態が続いており、飲料水や食料、医療物資が不足しています。NPO法人DAREDEMO HEROは、このような状況に直面している被災者へ支援を届けるため、迅速に行動を起こしました。

DAREDEMO HEROの活動

DAREDEMO HEROは2013年に設立された非営利団体で、教育支援をはじめ、災害時の緊急支援も行っています。地震発生直後から、現地スタッフやインターンが被災地に入り、ニーズの調査を開始しました。現在、特に必要とされている物資は以下の通りです。

- 避難生活用のテント
- 医療用具（包帯・消毒液など）
- 調理不要で食べられる食料（弁当・缶詰等）

DAREDEMO HEROは、報道が多い地域に集中しがちな大規模支援とは異なり、経験を活かし「支援が届きにくい地域」に焦点を当てています。必要な支援を、必要とする人々へ迅速に届けるための活動が展開されています。

内山順子代表理事の思い

DAREDEMO HEROの代表理事である内山順子氏は、「被災地には必ず支援の届かない地域が存在します。私たちは現地のネットワークを活かし、命を守るための支援を最優先で届けます」とコメントしています。彼女は、多くの方々の支援をお願いする重要性を訴えています。

ご寄付のお願い

今回の地震による被災者支援に寄付していただける方は、以下のリンクから受け付けています。
ご寄付はこちら

寄付金は、以下の用途に使用される予定です。
1. 飲料水、食料、毛布、医薬品などの緊急物資購入
2. 被災世帯への一時的な生活支援金
3. 給水システムや発電機などインフラ復旧のための資材購入
4. 遠隔地・孤立地域への輸送費用
5. 支援活動に従事する現地スタッフの経費

私たちの力で、少しでも多くの命を守るために行動を起こすことが求められています。あなたのご協力が、セブ島での救援活動に大きな影響を与えることでしょう。