医療現場に新風
2023-12-07 13:00:02

NTT QONOQの遠隔医療支援システム実現を支援するForgersの新プロジェクト

NTT QONOQとForgersの新たな協業プロジェクト



近年、医療業界では医師不足が深刻な課題として浮上しています。これに対処するため、株式会社ForgersはNTT QONOQと共同で「Project the Hands」という革新的な遠隔医療支援システムの開発に取り組んでいます。このプロジェクトの目的は、従来の術者教育に伴う問題をMR(Mixed Reality)技術を用いて解消し、医療技術の伝承を促進することです。

Project the Handsの背景



「Project the Hands」は、現場の医療従事者が直面する様々な障壁を取り除くために発足しました。特に、術者教育においては、研修期間が長く、人体に対する制約、さらに特殊な装置の導入にかかるコストが問題視されています。これらの課題を解決するため、MR技術の導入が進められています。

MR技術を使用することで、物理的空間の制約を超えたシミュレーションが可能となり、熟練の技術者の動きをリアルタイムで術者に見せることができます。このシステムは、指導医と術者が異なる場所にいても実施できるため、遠隔医療の実現が一歩近づきました。

Hands(仮称)システムの具体的な内容



Forgersは「Hands(仮称)」システムの設計から開発までを担い、WebシステムやMRデバイス向けのアプリケーションを一手に作成しました。このシステムでは、指導医がMRデバイスを装着し、術者の視点から見た映像を基に指導を行います。術者は、指導医の手の動きを仮想ハンドでトレースしながら、リアルタイムで手術を進めることができます。

術者は360°の視界でビジュアルスキルを向上させることができ、その結果、自身の動作の修正や改善がしやすくなります。また、指導医と術者の間で双方向の通話が可能であるため、微細な指示もリアルタイムで行うことができます。

手術が終了した後は、指導医・術者双方の手の動きがデータとして記録され、解析したり、技術の保存・伝承に役立てることができます。このように、医療技術がデジタル化されることで、次世代の医療従事者が多様な手法を学ぶ機会が増えるでしょう。

株式会社ForgersとNTT QONOQ



株式会社Forgersは、VR/AR技術を活用し、ECや製造業界など幅広く事業展開しています。オンラインショップ向けの3D/AR実装支援やメタバース開発などを行い、企業の新規事業をサポートしています。一方、NTT QONOQは、2022年に設立されたNTTドコモの子会社で、VRやAR、MRを利用したデジタルツインやメタバース事業を手掛けています。

この二つの企業の協力により、医療という分野に新しい風が吹き込まれています。今後は、医療の質を向上させるための取り組みがさらに加速していくことが期待されます。患者により良い医療サービスを提供するため、新たな技術の導入が必要不可欠であり、その一助となるプロジェクトとして注目されています。

医療業界においても、これらの取り組みが医療の未来を変えることができるかもしれません。今後の展開に大いに期待したいところです。

会社情報

会社名
株式会社Forgers
住所
東京都港区赤坂2丁目14-11 天翔オフィス 赤坂202号室
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 港区 Forgers NTT QONOQ 遠隔医療

Wiki3: 東京都 港区 Forgers NTT QONOQ 遠隔医療

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。