国立乗鞍青少年交流の家の50周年とあそびの祭典
2025年10月4日と5日の2日間、岐阜県高山市で「国立乗鞍青少年交流の家開所50周年記念式典」と「あそびの祭典inのりくら」が開催され、両日で約600名もの参加者が集まりました。このイベントは、岐阜県における子供たちの体験活動を推進するために実施されたものであり、飛騨・美濃「体験の風をおこそう」運動推進事業実行委員会の企画・運営によって行われました。
会場は、標高1,510mに位置する国立乗鞍青少年交流の家で、涼しい高原の中で様々なアクティビティを体験できる場所です。
親子で楽しめる宿泊体験
このイベントでは親子向けのスピンオフ企画として、お泊まり体験も実施されました。初日の10月4日には46家族、計158名が参加し、スポーツや自然学習、飛騨牛革を使ったクラフト作り、防災意識を高めるクイズなど、夜まで充実したプログラムを楽しみました。特に、多数の参加者がクラフト作りに熱中し、衣装ケース約7箱分のカプラを使用して独創的な作品を作り上げました。
開所50周年記念式典
二日目の10月5日には、国立乗鞍青少年交流の家の50周年を祝う記念式典が行われました。「高山陣屋太鼓」による迫力の演奏でスタートし、参加者達は地域の文化に触れながら祝辞を受けました。また、新たに誕生したマスコットキャラクター「くらいむ」がお披露目され、さらには「一之宮水無神社獅子舞」の演武も行われ、賑やかな雰囲気が漂いました。
雨をものともしないブース出展
翌日のあそびの祭典は、朝から雨が降りましたが、県内外から集まった21のブース出展団体の協力によって、館内で多彩なアクティビティが提供されました。木工クラフトや本物の海藻を使った遊び、防災に関するクイズなど、参加者はそれぞれの個性豊かな体験を楽しむことができました。
「雨の休日に子供たちが思いっきり遊べる場所があってよかった」「あいにくの雨だったが、室内での活動でも楽しかった」との声が寄せられ、イベントの成功が実感されました。広い施設内では、参加者がのびのびと遊ぶ姿が見られ、次年度の開催を望む声が数多く寄せられています。
体験の風をおこそう運動について
「体験の風をおこそう」運動は、国立青少年教育振興機構が中心となり行っている取り組みであり、子供たちの健やかな成長を促すための体験活動を推進しています。この運動は、自然体験、社会体験、生活体験などの機会を提供することで、子供たちがリアルな経験を通じて成長できる環境を整えることを目的としています。
岐阜県においても、国立乗鞍青少年交流の家が事務局となり、自治体や企業、NPO法人などと連携し体験活動を推進しています。来年度はさらにパワーアップしたイベントの開催を計画しており、子供たちにさらなる体験の機会を提供し続けます。参与したい方々は、ぜひ一緒に「体験の風」をおこしませんか?
国立乗鞍青少年交流の家
TEL:0577-31-1011
Email:
[email protected]