旅行者の95%が充電問題で苦悩
モバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT」を提供する株式会社INFORICHが実施した調査によれば、旅行者の大半がやむを得ずモバイルバッテリーを持って行く一方で、実際にはその持参による負担を感じていることが明らかになりました。この調査は年に1回以上旅行を行う20代から50代を対象に行われ、700名の有効回答が得られました。
旅行時のモバイルバッテリー持参率
調査によると、なんと90%の旅行者がモバイルバッテリーを必ずまたはたまに持参すると回答しました。しかし、驚くべきことに、53%がその持参を「負担」と認識しているのです。旅行に欠かせない持ち物としてのモバイルバッテリーですが、実際にはその重さや大きさ、さらには充電の忘れなどに苦しむ人が多いのが現実です。
旅行中の困りごと
さらに、調査では95%以上の人々が旅行中に充電に関して何らかの問題を経験していると答えています。具体的には、61%が「容量が足りなくなる」、48%が「かさばる」、27%が「バッテリー自体の充電を忘れる」といった理由を挙げています。また、充電できる場所を探すために行動が制約されるという意見も多くありました。
旅行者たちは、スマートフォンの充電に不安を感じていることが多く、41%は「地図アプリを使いたいが充電が心配」と述べています。つまり、充電の心配から本来の旅行を十分に楽しめていないということが言えます。
レンタルサービスのニーズ
興味深いことに、53%の旅行者が「レンタルがあればマイバッテリーの持参をやめたい」と考えていることが分かりました。モバイルバッテリーのレンタルサービスがあれば、わざわざ持参する必要がなくなるため、多くの人がその利便性を求めているのです。
また、レンタルモバイルバッテリーには高い安全性が求められており、81%が管理体制がしっかりしていることで安心感を持つと回答しています。「バッテリーの劣化を気にせず、安全に持ち運べる」という機能が特に高く評価されており、安全に旅行を楽しむ手助けとなっています。
新しい旅行スタイル「手ぶら旅行」
トラベルジャーナリストの橋賀秀紀氏は、この調査結果から「手ぶら旅行」の新しいスタイルが生まれる可能性を示唆しています。旅行者がモバイルバッテリーを持参する負担から解放され、必要な時だけ借りるという新しいスタイルは、これからの旅行にとって便利であり、スマートな選択となるでしょう。
調査概要
この調査は2025年10月に実施され、対象は旅行を年に1回以上行う20代から50代の男女です。その中で、モバイルバッテリーを所有していることが条件となっています。調査結果は、旅行者の心の声を可視化する貴重なデータとなりました。
CHARGESPOTのサービスについて
CHARGESPOTは、誰でも簡単に利用できるモバイルバッテリーのレンタルサービスです。アプリを使ってQRコードをスキャンするだけで、全国47都道府県に設置された約55,000台のバッテリーが借りられます。このサービスを利用することで、旅行者は充電の悩みを解消し、より快適な旅行体験を享受できることが期待されています。