arflex初の対話型ポップアップイベント「Living Room Dialogue by arflex」開催レポート: 居場所を見つける3日間
株式会社アルフレックスジャパンは、2023年5月10日(金)~5月12日(日)の3日間、東京・代々木上原にて、体験型のスペシャルイベント「Living Room Dialogue by arflex」を開催しました。
イベントのテーマは「Cheers to the good life!」。アルフレックスの新作やロングセラーの家具に囲まれたリビングルームで、参加者同士が語り合い、それぞれの「居場所」を見つける3日間となりました。
「リビングルーム=居心地の良い場所」という想いを形にしたイベント
アルフレックスジャパンは、1969年の創業以来、「リビングルーム=居心地がよく、心の底からくつろげる場所」という考え方を大切にしてきました。時代の変化によって、人々のコミュニケーションや暮らし方は多様化していますが、リビングルームは私たちにとって、変わらず大切な場所です。
今回のイベントは、そんなリビングルームでの過ごし方を、より豊かに、そして多様に考えるきっかけになればという想いで企画されました。約80㎡の空間に、アルフレックスの家具でコーディネートされたリビングルームが設けられ、個性豊かな6組のホストが、それぞれ異なるテーマで対話型プログラムを開催しました。
多様なテーマと参加者で賑わった3日間
イベントには、10代から60代まで幅広い世代からの応募があり、特に20代からの応募が多かったとのこと。アルフレックスを知らなかったという参加者も多く、年齢やバックグラウンドを超えて、様々な興味関心を持つ人々が集まりました。
プログラムは、怪談、映画、日本茶、本、哲学など、バラエティ豊かな内容で、各回2時間、最大14名という少人数制で行われました。
参加者の中には、1人で参加する人が多く、最初は緊張した面持ちの方もいましたが、リラックスした空間の中で、互いに語り合ううちに、徐々にコミュニケーションが活発になっていきました。初対面同士でも、共通の話題を見つけ、意気投合する姿も見られました。
オープンルームでゆったりと過ごす時間
プログラム開催以外の時間帯は、会場がオープンルームとして解放され、参加者は自由に過ごせる時間もありました。好みの家具に座って読書をしたり、コーヒーを楽しんだり、それぞれがゆったりとした時間を満喫していました。
400名以上の来場者で賑わうイベントに
イベント全体では、400名以上の人が来場しました。初対面の人同士が、心地よい空間で出会うことで生まれる会話や温かい繋がりは、イベント全体の雰囲気をさらに温かく、リラックスした空間へと導きました。
これからも「リビングルーム」の可能性を探求していく
アルフレックスジャパンは、今後も時代に合わせて、人々が心豊かに過ごせる空間と時間について探求し、今回のイベントのような場をつくったり、ものづくりに活かしていくことを続けていきます。
イベントレポート:多彩なテーマで展開された6つのプログラム
イベントでは、6つのプログラムが開催されました。それぞれのプログラムの様子をご紹介します。
1. 深津さくら:聞いて、語って、みんなでホラーナイト
怪談師の深津さくらさんが、ちょっぴり怖くて不思議なショートストーリーを披露しました。参加者からも次々と驚きや恐怖のエピソードが飛び出し、会場は恐怖と興奮に包まれました。
2. 長春:気分に応じて多彩な煎茶を。違いを楽しむソファ茶会
日本茶の魅力を伝える活動をする〈長春〉のみなさんが、品種や製法、淹れ方によって異なる3種類の日本茶の飲み比べを提供しました。参加者たちは、その繊細な味わいを楽しみながら、日本茶の魅力について語り合いました。
3. 今和泉隆行:手のひらサイズで街を創造する、空想地図体験
今和泉隆行さんが、長年作り続ける空想の都市「中村市(なごむるし)」の地図について解説しました。参加者も、ポストカードサイズの空想地図作りに挑戦し、それぞれの地図に込めた物語を語り合いました。
4. 永井玲衣:“リビング・ルーム”からはじまる哲学対話
哲学者の永井玲衣さんが、参加者と一緒に「リビング・ルーム」について語り合う哲学対話を開催しました。参加者同士が互いの話をじっくりと聞き合い、理解を深め、安心できる空間を作り出すことを目指しました。
5. キノ・イグルー 有坂塁:朝食とおしゃべりからはじまる、モーニングシネマ
移動映画館〈キノ・イグルー〉を主宰する有坂塁さんが、参加者と一緒に、各自持ち込んだ朝食を楽しみながら、映画談議に花を咲かせました。
6. Lobsterr:互いの本を語り合う、一夜限りのBook Club
スローメディア・LobsterrによるBook Clubでは、「《世界のあたらしい見方=Perspectives》を教えてくれた本」をテーマに、参加者それぞれが本を持ち寄り、対話を深めました。
イベントを彩るアート作品
会場内には、イベントのメインビジュアルを手掛けたアーティスト三平悠太さんの作品も展示されました。鮮やかな色面と緩やかなフォルムで構成されたイラストは、三平さんが日々の暮らしの中で接する自然や海辺の風景からインスピレーションを受けたものです。
arflex 2023 Collection:心地よい暮らしを提案
今回のイベントでは、arflex 2023 Collectionも発表されました。テーマは「Cheers to the good life!」。働き方や暮らし方が大きく変わった現代において、自分らしく、リラックスして使える家具を提案しています。
アルフレックスは、これからも、心から納得できるストーリーとクオリティで満たされたプロダクトを通じて、気持ちまで健やかになる居心地の良い毎日を提案していきます。
「Living Room Dialogue by arflex」を終えて: 居心地の良さ、そして繋がり
アルフレックスが開催した「Living Room Dialogue by arflex」は、単なる家具の展示イベントではなく、参加者同士が交流し、それぞれの「居場所」を見つける場として、非常に印象的なイベントでした。
イベントを通して強く感じたのは、アルフレックスが大切にしている「リビングルーム=居心地の良い場所」という考え方の深みです。単に家具を提供するだけでなく、その家具を通して、人々がどのように過ごしたいのか、どんな場所でどんな時間を過ごしたいのか、ということに深く向き合っていると感じました。
イベントでは、怪談や日本茶、哲学など、一見、家具とは直接関係ないように思えるテーマが選ばれていましたが、それらを通して、参加者たちは、リビングルームという空間の可能性を改めて考えさせられたのではないでしょうか。
また、イベントの成功には、参加者一人ひとりの積極的な姿勢も大きく貢献していると感じました。初対面の人同士でも、共通の話題を見つけ、熱心に語り合う姿は、まさに「Living Room Dialogue」の名にふさわしいものでした。
イベントを通して生まれた温かい繋がりは、参加者だけでなく、アルフレックスにとっても大きな収穫だったのではないでしょうか。
今回のイベントは、単なるイベントとしてだけでなく、アルフレックスが目指す「心地よい暮らし」を体験できる場として、大きな成功を収めたと言えるでしょう。
これからも、アルフレックスが発信する「心地よい暮らし」というメッセージに注目し、今後の展開を期待したいです。