ABLabの新プログラム
2021-01-19 11:50:21
宇宙ビジネスの新たな展開、ABLabが事業開発プログラム開始
宇宙ビジネスの共創コミュニティABLabが新たな事業開発プログラムを始動
近年、宇宙ビジネスは急成長を遂げ、その注目度は増す一方です。そんな中、ABLab(エイビーラボ)が新たな事業開発プログラムを開始するというニュースが入ってきました。ABLabは2018年に設立され、宇宙関連の事業創出を目指すコミュニティとして活動しています。
SEESE株式会社の設立までの道のり
ABLabは設立当初から「3年以内に宇宙ベンチャーを輩出する」ことを掲げてきました。その結果、2020年12月にはABLabの会員である棚田和玖氏がJAXA認定のSEESE株式会社を立ち上げるという成果を達成しました。棚田氏は2019年にABLab内で事業アイデアを発案し、メンバーと共に検討を重ねました。特に、宇宙ビジネスコンテスト「S-Booster 2019」でのJAXA賞受賞が、SEESE設立に向けた大きな転機となりました。
棚田氏は、「ABLabのおかげで、実際に見える形で成果を生み出すことができた。これはABLabの活動があってこそ。新しいプログラムが宇宙経済の拡大に寄与することを期待している」とコメントしています。
新事業開発プログラムの概要
ABLabが開始した事業開発プログラムは、2021年1月から6ヶ月間にわたって行われます。約20名の参加者が集まり、事業開発の専門家である小橋貴之氏のアドバイスを受けながら、実践的な学びを進めます。プログラムの基盤には、隔週開催のワークショップがあり、参加者はグループを組んで実際の事業計画を練り上げる実践に取り組みます。最終的には事業化が期待できるプロジェクトに対して、ABLabが法人化へ向けた支援を行うとのことです。
このプログラムは、参加者が宇宙産業における新たなリーダーとなり、次世代の宇宙ビジネスを担う人材を育成することを目的としています。
ABLabの使命
ABLabは、宇宙ビジネスを志向する人々が集まる共創の場を提供しています。会員は、SpaceXを含むグローバルな宇宙市場に視野を広げ、日本から世界をリードするような事業を創出することを目指しています。コミュニティの活動には、勉強会や交流会、プロジェクト活動などが含まれ、参加者同士のネットワーキングや知識の共有が促進されています。
このような活動は、宇宙ビジネスをゼロから立ち上げたいと考える人々にとって、非常に価値のある機会となるでしょう。
SEESE株式会社とそのサービス
SEESE株式会社は、「宇宙開発をシンプルに」をスローガンに掲げ、全国にある小型及び超小型衛星の環境試験場を統一されたWebプラットフォーム上で管理しています。本格的なコンサルティングから、試験場の予約、配送、機材準備、試験評価まで、一貫したサービスを提供することで、小型衛星開発のハードルを下げ、多様な産業のプレイヤーが宇宙市場に参入しやすい環境を作ります。
こうした取り組みが、持続可能な宇宙経済の実現に向けた重要なステップとなるでしょう。
まとめ
ABLabが新たに立ち上げた事業開発プログラムは、今後の宇宙ビジネスを進化させる鍵を握るものといえるでしょう。参加者たちがどのような事業を生み出していくのか、これからの展開に目が離せません。宇宙ビジネスの未来を見据えた取り組みに期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ABLab
- 住所
- 東京都中央区日本橋室町3-3-9日本橋アイティビル3階
- 電話番号
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