石見神楽が2025年 大阪・関西万博に登場
2025年4月、島根県浜田市の伝統芸能「石見神楽」が、大阪・関西万博の舞台で特別公演を開催します。この公演は、1970年の大阪万博以来、実に55年ぶりに実現するもので、観客は古代日本の神話が舞い踊る圧巻のパフォーマンスに魅了されることでしょう。
演目について
公演名は『IWAMIKAGURA HEROES 石見神楽「大蛇」降臨!受け継がれる情熱の軌跡 ~石見神楽を創り出したまち浜田~』。6月19日と20日の2日間にわたり行われ、55体の大蛇が舞台を所狭しと舞う様子は、まさに壮観です。この「大蛇」は、神話に基づくスサノオのヤマタノオロチ退治を描いた、石見神楽の代表演目です。
さらに、現代美術家の古塔つみ氏が描き下ろしたキービジュアルも注目を集めています。彼女の独自の視点が息づくビジュアルは、伝統的な演目と現代アートとの融合を見事に表現しています。
公演のスケジュールと演目
公演自体は約2時間の予定で、各回の開始時間は以下の通りです:
- - 6月19日(木)18:00~
- - 6月20日(金)10:30~、14:00~、18:00~
演目には大蛇以外にも「神迎」「大江山」「恵比須」などがラインナップされており、地域に根差した伝統の魅力も堪能できます。
特設サイトの公開
公演に関する詳細を知りたい方は、特設サイト(
https://hamada-iwamikagura.com/expo2025/)が公開中です。スケジュールや演目紹介だけでなく、石見神楽の豊かな歴史についても学ぶことができます。
石見神楽の背景
石見神楽は、浜田市に根付いた伝統的な舞台芸術で、1970年の大阪万博で特に注目を集め、以来、その舞は国内外で高く評価されています。50以上の演目が存在しますが、中でも「大蛇」は別格の存在感を誇ります。近年では、国立劇場での単独公演が成功を収めるなど、進化を続けており、2025年の万博でもその魅力を存分に発揮することでしょう。
未来への期待
55年の時を経て、再び万博の舞台で披露される石見神楽の歴史ある舞は、観客に新たな感動をもたらすことでしょう。伝統を守りつつ進化を遂げる神楽の姿は、私たちに多くのインスピレーションを与えてくれます。そうした文化の熱量が万博でどう表現されるのか、期待に胸が膨らみます。