スポGOMI甲子園2024 香川県大会の熱戦
2024年10月6日、香川県高松市で「スポGOMI甲子園2024・香川県大会」が開催され、地元の高校生たちが身近な環境を守るために集まりました。このイベントは、単なる競技ではなく、参加者一人ひとりが海洋ごみ問題に対する意識を高める重要な機会でもあります。
イベント概要
今年の大会には、香川県内の10校から27チーム、合計80人の高校生が参加しました。ただ一人の欠席者を除いて全ての選手が集結し、イオンモール高松周辺でごみ拾いを行いました。
この日の活動時間は午前9時から正午までの3時間。競技の結果、参加者たちは合計で101.99kgものごみを集め、優勝チーム「高松中央高校吹奏楽部うどんおいし~な!!!」は20.81kgを拾い上げ、2955.5ポイントを獲得しました。昨年の優勝チームのメンバーも在籍しているこのチームは、前年の経験を活かして見事に全国大会への切符を手に入れました。
参加者の声
大会に参加した生徒たちは、海のごみ問題に対する意識が高まったことを口々に語ります。「海洋ごみの80%は街中から出ていると知り、自分たちにもできることがあるかもしれないと感じました。」と、友人と一緒に参加した生徒が言いました。また、別の生徒は「普段、落ちているごみを拾うのは勇気がいるけれど、イベントを通じてなら行動しやすいと感じたので次回も参加したいです。」と述べ、活動の重要性を実感している様子でした。
海洋ごみ問題への意識向上
イベントを通じて、参加者だけでなくその周囲の人々にも海洋ごみ問題への意識が広がることが期待されます。友人や家族を巻き込むことで、それぞれの地域でごみが落ちていない環境を作り上げることが可能です。
優勝チームの意気込み
今年の大会で優勝した「高松中央高校吹奏楽部うどんおいし~な!!!」は、昨年の全国大会で5位という結果を受け、リベンジを誓っています。「昨年の結果には悔しい思いが残りました。今年こそはチーム一丸となり、香川県代表として優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。」と、チームメンバーは意気込みを見せました。
主管団体とプロジェクト
このイベントは一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションが主催し、海洋ごみ問題に対する意識向上を目的とした「CHANGE FOR THE BLUE」プロジェクトの一環です。海と日本プロジェクトとして、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごととして捉え、意識を高めていくことを目指しています。
「海と日本プロジェクト」は、全国的に海の環境問題を考える活動を進めており、子どもたちや一般市民が自らアクションを起こすことで、未来の海を守ろうとしています。
今後も、このような取り組みを通じて多くの人々が参加し、環境保護の意識が高まることを願っています。