学生の声から誕生した「ポーズー」ペングリップ
株式会社キングジムは、中央大学および京都芸術大学との共同プロジェクトにより、快適な筆記をサポートする「ポーズー」ペングリップを2025年10月3日(金)に発売します。この製品は、学生たちのリアルな悩みを基に開発され、その結果、手汗やペンだこなどの問題を解決するための新しいアイデアが形になりました。
「ポーズー」シリーズの特長
「ポーズー」は、2022年6月に発売されたぬいぐるみポーチで、その可愛らしい外観と機能性で話題となっています。今回のペングリップは、その第4弾として位置付けられています。この製品は特に、中央大学の学生が行った“筆記時の悩み”に基づくリサーチによって、その企画が練られました。学生たちの調査からは、「手汗によるペンの滑り」や「ペンだこ」といった実際の課題が見えてきました。
手汗対策で快適な書き心地
「ポーズー」ペングリップは、手汗で滑ることを防止するためにぬいぐるみ素材を使用しており、優れたグリップ感を提供します。これにより、長時間の筆記を行っても疲れにくく、快適に文字を書くことができます。また、ペンに装着することで適度な太さが加わり、さらに使いやすくなります。
学生たちの声がデザインに活かされる
プロジェクトには、中央大学の商学部に在籍する1年生らが参加しました。彼らは、周囲の人々へのヒアリングを通じて、日常生活における筆記の問題を深く探ることに力を入れました。その結果、実際に学生が抱える悩みを商品化する道を見出したのです。これが、快適な筆記をサポートするためのアイデアへとつながりました。
さらに、京都芸術大学では、プロダクトデザイン学科の学生たちがこのアイデアをもとにデザインをブラッシュアップしました。彼らは、手汗対策をネガティブに捉えず、持ち歩きたくなるような魅力的なアイテムに仕上げることに注力しました。最終的には、ぬいぐるみのような柔らかい手触りのカバーを持つペングリップが誕生しました。
使いやすさを重視したデザイン
ペングリップは背面ファスナーを開けることで、簡単にお手持ちのペンに装着可能です。ボールペンやシャープペンシルに対応しており、装着したままでもノック操作ができるため、書きたいときにすぐにペン先を出して使うことができます。加えて、付属のストラップを使えば、鞄やペンケースにキーホルダーのように取り付けることもでき、持ち運びも楽々です。
環境への配慮も忘れない
このプロジェクトは、単なる商品開発にとどまらず、ESG活動の一環としても注目されています。売上の一部は、公益社団法人日本動物園水族館協会に寄付され、野生動物の保全活動や福祉活動を支援します。キングジムは、社会貢献を重視し、さらなる取り組みを続けていく意向を表明しています。
まとめ
「ポーズー」ペングリップは、学生たちの苦労を元にした新しい筆記アイテムであり、快適な書き心地を提供するだけでなく、愛らしいデザインも兼ね備えています。キングジムの新たな挑戦をぜひお試しください。販売に関する詳しい情報は、
こちらからご確認ください。