ジェイ・スポーツの新基盤
2025-10-07 13:22:50
ジェイ・スポーツが新たな配信基盤を構築、Colt DCAを導入
ジェイ・スポーツが新たな配信基盤を構築
スポーツ映像のパイオニア、株式会社ジェイ・スポーツは、Coltテクノロジーサービスの「Colt Dedicated Cloud Access for AWS(以下Colt DCA for AWS)」を導入したことを発表しました。この新しい基盤は、デジタル時代における視聴者のニーズに応えるために重要なステップと言えるでしょう。
ジェイ・スポーツの歴史と変革
株式会社ジェイ・スポーツは1996年に設立され、その後2009年にはジュピターテレコムの連結子会社となりました。2011年に名称を変更した後、2015年には動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」を開始しました。最近では視聴者のデバイス選好が変化していることから、放送中心のビジネスモデルから配信へのシフトが急務となっていました。
J SPORTSの編成制作本部の関口和宏氏は、「視聴者は今やスマートフォンやタブレットを使ってコンテンツを楽しむことを好むため、放送から配信重視に軸足を移す必要があります」と語っています。この動きは、同社の今後の成長に直結しています。
Colt DCA for AWSの導入背景
昨年11月、J SPORTSはColt DCA for AWSの採用を決定し、今年4月1日から正式に運用を開始しました。関口氏は、これまでのネットワーク構成が複雑化し、不要な回線や機器が増えていたことから、配信の効率化を図るためにこのサービスを選定したと述べています。
採用したColt DCA for AWSは、1Gbpsの冗長化回線で、コスト面での優位性に加え、24時間365日の配信に必要な高い保守・運用体制が整っている点が評価されました。現に、現在の運用から約6ヵ月が経過し、安定した稼働が続いているとのことです。
様々なネットワーク回線の統合と未来への展望
関口氏によれば、配信業界では「リモートプロダクション」が主流になると予想されており、これにより、様々な地点からの回線接続が必要になるだろうとしています。「通信キャリアの回線やStarlinkなどの衛星回線を短期的に利用しているが、長期的には安定した固定回線へのシフトを考えています」と語っています。
このような変化に対応するためには、Coltとの協力が必須であり、両社は今後も強い関係を維持していく意向を示しています。
Coltの役割と影響力
Coltの社長、大江克哉氏は、「ジェイ・スポーツとのパートナーシップは非常に意義深く、特にスポーツ配信という重要な分野でのサポートをできることを誇りに思っています」と明言。これにより、Coltが展開する技術が放送業界での信頼を得ていることが明らかになりました。
Coltは今後も様々なデジタルサービスを通じて、グローバル市場での貢献を目指します。クオリティと安定性が求められる放送業界において、Coltのような強力なパートナーシップは今後の成功に欠かせません。
まとめ
ジェイ・スポーツによるColt DCAの導入は、非効率なネットワークを最適化するとともに、視聴者にとってより良い体験を提供するための重要な一歩です。放送業界の変革は続いており、今後どのような進展があるのか、期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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Coltテクノロジーサービス株式会社
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