スイーツ物流の未来
2025-09-02 10:51:04

関通とCake.jp提携、スイーツ物流の新たな未来へ

関通とCake.jpが手を結ぶ



物流とITオートメーション事業を展開する株式会社関通(本社:兵庫県尼崎市)と、ケーキ専門通販サイト「Cake.jp」を運営する株式会社Cake.jp(本社:東京都新宿区)が、冷凍スイーツ市場における物流基盤の共創を目指して資本業務提携を締結しました。この提携により、関通の多温度帯物流とWMS技術、Cake.jpの加盟店ネットワークとマーケティング力がかけ合わされ、業界共通の物流インフラ「Cake.jp Sweets BASE」が構築されることとなります。

提携の背景



近年、冷凍スイーツ市場は急成長を遂げており、2030年には1兆円規模に達する見込みです。しかし、その一方で冷凍・冷蔵・常温を跨ぐ物流や、小ロット多品種への対応、正確な在庫管理など、複数の課題が浮上しています。そこで関通とCake.jpは、業界に特化した物流インフラの構築を決定しました。

実現される二つの取り組み



1. WMSソリューション『トーマス for Sweets』


関通が提供するクラウドWMS「クラウドトーマス」をスイーツ業界向けに最適化し、冷凍・冷蔵・常温の一元管理を可能にします。さらに、小ロット多品種対応、ロット/賞味期限管理機能も備えており、初期導入コストを抑えたSaaS型プランも展開されます。この取り組みにより、業界全体の効率化が見込まれています。

2. フルフィルメント拠点『Cake.jp Sweets BASE』


2026年8月に稼働予定のこの拠点は、関通の物流インフラを活用した多温度帯物流センターです。これにより、通販、卸、店頭などの販路別に最適化された梱包が行われ、加盟店だけでなく、未加盟の事業者も利用可能になる全国規模のインフラを目指しています。

互いのメリット



この提携は、双方にとって大きなメリットをもたらします。関通は冷凍スイーツ市場の成長を背景に、業界特化型物流モデルの確立を目指しています。また、WMS「トーマス for Sweets」を通じて物流の効率化を推進し、食品全般への横展開も視野に入れています。対するCake.jpは、全国の加盟店や菓子事業者の物流負担を軽減し、販路拡大をサポートすることで、EC・卸・店舗販売に対応するマルチチャネル型物流の実現を図っています。

今後の展望



両社は2025年内に「トーマス for Sweets」の導入企業を10社以上にすることを目指し、Cake.jp Sweets BASEの稼働準備を進めていきます。将来的には、原材料調達や販売促進、金融支援など、スイーツ業界全体の持続的な成長を支える総合プラットフォームを構築することが期待されています。

代表のコメント



関通の代表取締役社長である達城久裕氏は、「冷凍技術の進化とスイーツ市場の変化が交差する今、業界を横断する物流インフラが求められている。Cake.jpとの提携は、物流とテクノロジーでスイーツ業界の未来を支え、成長市場への価値提供を加速する」と語っています。

一方、Cake.jpの代表取締役高橋優貴氏は「業界に特化した物流インフラの整備は、持続可能な成長の重要な基盤であり、今回の提携はスイーツ業界の構造的な課題に真正面から取り組むものだ」と述べています。

まとめ



この提携によって、関通とCake.jpは冷凍スイーツ市場の成長を支え、より効率的で充実した物流基盤を提供することを目指しています。業界全体の未来に期待がかかる中、両社の取り組みは新しいスイーツ体験を提供する一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社関通
住所
尼崎市西向島町111-4
電話番号
06-6224-3361

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